【ソフトバンク】小久保監督「直接会って話を」 絶好調でも一軍昇格できない柳町達と対面

筑後の二軍施設を訪れ、調整中のウォーカー(左)らと話すソフトバンク・小久保監督

ソフトバンク・小久保監督が10日、福岡・筑後市のファーム施設を視察。朝の全体練習からオリックスとの二軍戦まで鷹選手たちの動きに目を光らせた。

最大の目的は柳町達外野手(27)だった。この日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(筑後)に「2番・右翼」で先発出場すると、6回に右前打。10日現在、二軍戦では34試合に出場し、打率3割4分5厘、1本塁打、15打点と好調をキープしている。しかし、即一軍昇格させられない理由を、指揮官は「現状の状態は映像では確認しているので、柳町と直接会って話をしておこうかなと。チーム状態がいいので、いい時というのは入れ替えはなかなかないので。その辺のケアを」と説明した。

小久保監督から声をかけられた柳町は「『辛抱してやってほしい』と言われて、やれることをやるしかない。気にかけてくださってありがたいですね」と感謝。その上で「試練ではないが、今の状況を乗り切るしかない」と心境を明かした。

また、指揮官は二軍調整中のウォーカーについても「頭の位置が動かないようにしっかりした状態で、振り出すようにしている」と、打撃フォーム修正の取り組みを評価した。

虎視眈々と牙を研ぐ柳町、ウォーカーらが腐らないように指揮官のフォローはバッチリのようだ。

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