中国の新エネ車がハンガリーで人気に、両国の実務的協力は急発展の段階に

中国の新エネ車がハンガリーで人気となっている。

中国の習近平国家主席は現地時間8日からハンガリーを国賓訪問している。欧州中部に位置するハンガリーは「ドナウの真珠」と称されている。

ハンガリーでは、1000年余りの発展の過程において、多くの詩人や作家を輩出してきた。中でも愛国の詩で知られる詩人ペテーフィ・シャーンドルは抜きんでた存在で、その作品「自由と愛」は中国語に翻訳され、広く読まれ、中国では多くの人にとってなじみある作品となっている。

ハンガリーのあちらこちらで、シャーンドル像を見かけることができる。その国を愛し、故郷を思う詩人の作品が、時を越えて現在も中国の読者に影響を及ぼし続けている。こうした文化の融合は、中国とハンガリーの国民の絆を強め、両国の友好の懸け橋となってきた。

ハンガリーは、欧州諸国としては先頭を切って中国と「一帯一路」共同建設をめぐる政府間協力文書に調印した国で、オルバーン・ヴィクトル首相はすでに3回連続で「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに出席している。中国とハンガリーは近年、新エネ車やリチウム電池、太陽光発電といった分野で協力を深化させ続け、多くの中国企業がハンガリーに生産拠点を設置している。

ハンガリーの首都ブダペストの街中では毎日、中国のさまざまなブランドの新エネ車を見かけることができる。中国企業が続々とハンガリーに進出するにつれて、中国とハンガリーの同分野の実務的協力は急発展の段階に突入している。

ハンガリーの公式データによると、2023年、中国とハンガリー間の貿易総額は130億ドル以上に達した。中国の対ハンガリー直接投資額は76億ユーロで、同国の海外からの直接投資総額の58%を占め、1万人以上の雇用を創出した。2020年以降、ハンガリーにとって中国は再び最大の外資源となり、中国にとっても、ハンガリーは何年も連続で中・東欧で最大の投資先となっている。

今後、中国とハンガリー両国の指導者の戦略的リーダーシップの下、「一帯一路」共同建設イニシアティブとハンガリーの「東に向かって開放」を進める戦略は、より緊密に結び付き、両国の貿易や投資、金融といった分野の実務的協力の質が継続的に高まり、アップデートしていくことになる。中国とハンガリーは今後も手を携えて、共同発展の新たなチャンスを作り出し、各分野の協力がさらに大きな成果を上げていくとみられている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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