アクシアルリテイリング 本決算は売上高過去最高で利益2ケタ増

原信外観

5月7日にアクシアルリテイリング(新潟県)が発表した2024年3月期決算(連結2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上高で前期比6.0%増の2,702億円、営業利益で12.8%増の117億円、経常利益で12.7%増の123億円、当期純利益で17.1%増の74億円を達成した。

売上高については、社会経済活動の再開や商品販売価格改定が進んだことに加え、一部生活必需品の価格を据え置いた政策が顧客の支持を得て、過去最高を達成。営業利益は、売上高の伸長、継続して取り組んだ利益確保、コストカット施策が奏功し、2ケタの増益につながった。

スーパーマーケット事業においては、フレッセイ1店舗を新設、フレッセイ1店舗・原信1店舗を移転新設し、原信1店舗で建替え、また、原信とフレッセイそれぞれ1店舗の改装を実施。既存店の販売実績は、買上点数が2.2%減となったが、来店客数が2.5%増、一品単価が4.6%上昇し、客単価が2.4%増と伸長したことに加え、商品販売における売上総利益が6.1%増と好調に推移したこと、商品販売での売上総利益率を前期同様の28.9%に維持したことなどが、売上高で6.0%増の2,694億円、営業利益で14.7%増の111億円達成をもたらした。

2025年3月期の連結業績については、売上高で3.6%増の2,800億円、営業利益で2.7%増の121億円、経常利益で1.4%増の125億円を見込んでいる。

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