元AKB48総監督・横山由依 〝リニューアル前の劇場降臨〟「景色を目に焼き付けてほしい」

横山由依が「AKB48劇場リニューアルカウントダウン特別企画」にサプライズ出演した(C)AKB48

2代目AKB48グループ総監督を務めた卒業メンバーの横山由依(31)が10日、東京・秋葉原のAKB48劇場で実施中の「AKB48劇場リニューアルカウントダウン特別企画」にサプライズ出演した。

今年12月8日にAKB48劇場グランドオープン19周年を迎え、20年目に突入するAKB48。3月のコンサートでは、来たる20周年に向けて9月2日から12月7日まで劇場の改修工事を行い、全面リニューアルすることを発表した。

AKB48劇場では、現劇場ラスト公演を行う9月1日まで、これまでの劇場公演を振り返る「劇場リニューアルカウントダウン特別企画」を実施中。期間内の公演最後に過去の劇場公演の中から選んだ1曲を週替わりで披露。すでに5月6日からスタートし、チームA「M.T.に捧ぐ」公演の楽曲『ラベンダーフィールド』を披露している。

この日の公演でも、ラスト1曲となり『ラベンダーフィールド』のイントロが流れると、下尾みうの「ゲストが来てくださいました!」という紹介で、卒業メンバーの横山由依が登場。「この時間を一緒に楽しみましょう!」と呼びかけ、AKB48衣装に身を包んだ横山が21年12月の卒業以来、約2年半ぶりに劇場のステージで、パフォーマンスを現役メンバーとともに披露した。

サプライズに劇場はどよめきと大きな歓声に包まれ、〝ゆいはん〟コール。パフォーマンスを終え、「おかえり」の声援には「ただいまー!」と汗を拭きながら笑顔で応え、「卒業の時は(コロナ禍で)声出しができなかったので声援を久々に体験できて、すごい幸せでした」と感慨深げに振り返った。

公演後には劇場ロビーの壁に「AKB48劇場に育てていただきました。私にとって本当に大切な場所です!」とサインをして、リニューアルを控える劇場へ、改めて感謝の気持ちを残した。

なお、19周年を迎える12月8日には、秋元康氏書き下ろしの新オリジナル公演の初日公演を行い、新劇場をお披露目する予定だ。

公演後、横山は「とにかく楽しかったですし、2年半ぶりに劇場のステージに立たせてもらって、コロナ禍での卒業だったこともあって、お客さんの声出しを久々に体験できたのがすごくうれしかったですし、自分が卒業してからもメンバーが劇場を守り続けているんだなと改めて感謝しました」と伝えた。

約2年半ぶりの劇場ステージについては「本当に久しぶりにしっかりダンスしたんですけど、緊張はしなかったです。それはAKB48の経験が卒業後の舞台出演などにも生かされて持続されているおかげなんだなと実感しました。振りのVTRをチェックしたり、ダンスの先生とレッスンしたり準備をしてきましたが、それ自体が久しぶりで懐かしさを覚えながら今日を迎えられました。感覚は全然鈍っていなくて、以前のようなパフォーマンスをお届けできたんじゃないかなと思います。これからもし出演する卒業メンバーがいるなら、ステージからの懐かしい景色を目に焼き付けてほしいですね」と話した。

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