巨人29歳は「超人だ」 敵地騒然の超美技…裏付ける“セ界”断トツの「5.6」

巨人・吉川尚輝【写真:小林靖】

巨人・吉川が10日のヤクルト戦でスーパープレーを披露した、岡本も好サポート

■巨人 2ー1 ヤクルト(10日・神宮)

巨人・吉川尚輝内野手が、10日に神宮球場で行われたヤクルト戦に「3番・二塁」で出場すると、7回に超美技を披露。驚愕の身のこなしにファンは「超人だ」「たまらんすぎる」などと賛辞を並べた。

吉川は2-0の7回、先頭の長岡秀樹内野手が放った二塁ベース脇を通過するゴロを逆シングルでキャッチ。すぐに体を回転させて一塁へジャンピングスロー。ワンバウンドの送球はややそれたものの、一塁手の岡本和真内野手も精一杯に体を伸ばし、右足の先をベース上になんとか残しながら捕球し、二ゴロを完成。先頭打者の出塁を阻止した。

セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、守備での貢献度を表すUZRは「5.6」で、規定守備イニングに到達している選手の中ではセ・リーグでトップ。2位はヤクルトの塩見泰隆外野手の「4.6」だけに、吉川の守備力が際立っている。

DAZNが公式X(旧ツイッター)で「吉川尚輝がこのスーパープレーで魅せる ファースト岡本和真も体を目一杯伸ばしキャッチ」とコメントをつけて、吉川のスーパープレーを投稿。ファンは「GG奪取して欲しい」「ゴールデングラブ頂きました」「最っ高でした!」「尚輝は一生推す」「追いつくのも凄いけどあそこから投げてアウトにするとか化け物」と興奮気味に反応。なかには「和真が思ったより伸びてた」と岡本和を称える声もあがっていた。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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