Rソックス・吉田は手術不要との判断 練習再開まで数週間が必要か

日本時間5月11日、米公式サイト「MLB.com」でレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者が報じたところによると、左手親指を痛めて故障者リスト入りしている吉田正尚はセカンドオピニオンやサードオピニオンを受けた結果、左手親指の手術は不要との判断に至ったようだ。しかし、練習を再開するまでには数週間を要する見込みであり、戦列復帰にはしばらく時間がかかるとみられている。吉田がプレーしたのは日本時間4月29日のカブス戦が最後。この試合の第3打席で代打を送られ、途中交代した。

現在30歳の吉田は今季がメジャー2年目のシーズン。ここまで24試合に出場し、打率.275、2本塁打、11打点、OPS.736を記録している。タイラー・オニールの加入やウィルヤー・アブレイユの成長で外野のレギュラー枠が埋まったため、今季は指名打者での出場がメインとなり、左翼の守備に就いたのは1試合(1イニング)だけ。ほかの選手が故障や休養で指名打者としての出場を必要とする日にはスタメンを外されることもあり、離脱直前の時期は不規則な出場が続いていた。

アレックス・コーラ監督は「手術が必要ないのはいいニュースだ」とコメント。「我々は(吉田の復帰を)待ち続けるしかない。まずは治療を受けて、今後数週間で患部の状態がどのように変わっていくかを見る必要がある。そこからスタートだ。まだ練習は再開できないし、バットを振ることもできない。彼が復帰できる状態まで回復したとわかった段階で、彼は我々の助けになってくれるだろう」と今後の見通しについて語った。ブラウン記者は吉田の戦列復帰時期について「最短でも6月中のどこか」と記している。

レッドソックスは若きスラッガーのトリストン・カサスも戦列を離れており、カサスと吉田の穴を埋めるためにギャレット・クーパーとドミニク・スミスを緊急補強。基本的にはこの2人が一塁と指名打者でスタメン起用される形となっている。吉田は5年9000万ドルという大型契約の2年目。できるだけ早く復帰して本来の打棒を発揮し、その契約に見合う選手であることを証明したいところだが、そのためにも、まずは患部を万全の状態に戻すことが求められる。

The post Rソックス・吉田は手術不要との判断 練習再開まで数週間が必要か first appeared on MLB.JP | MLB日本語公式サイト.

© MLB Advanced Media, LP.