名水サミットinしまばら 大会ロゴの最優秀に田浦さん 「島原半島と寒ざらし」組み合わせ

「名水サミットinしまばら」の大会ロゴマーク(島原市提供)

 「昭和の名水百選」の地の一つである長崎県島原市で8月24、25日に開かれる「名水サミットinしまばら」の大会ロゴマークの最優秀賞に、同市立三会中3年の田浦琉楓(るか)さん(15)が選ばれた。市が9日、発表した。
 大会ロゴは、島原半島のシルエットと湧水を生かした島原名物の甘味「寒ざらし」を組み合わせたデザイン。鮮やかな青色で、湧水のしたたりも表現している。市はパンフレットやポスターなどで活用する。
 「名水サミット」は、環境庁(当時)が1985年に選定した「昭和の名水百選」と環境省が2008年に追加した「平成の名水百選」の計176自治体でつくる全国水環境保全市町村連絡協議会主催。1985年から年1回開いており、島原市では87年以来、37年ぶり2回目。
 大会ロゴは昨年末から市内の小中高校生を対象に募集。71点の応募作から市幹部や美術教員経験者らが選んだ。
 田浦さんは「両親は農業で、島原の湧水を使っている。古里の水の美しさや寒ざらしのおいしさを全国の人に知ってもらい、大好きになってもらえたらと思って描いた」と話した。
 事務局の市環境課によると、今回のサミットでは学識経験者らによる講演会や湧水地の視察を予定しており、延べ約750人の参加を見込んでいるという。

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