PSGがエムバペ後継者に500億円超を準備 バロンドール候補ビニシウスに照準

ビニシウス(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は10日(日本時間11日)に今季限りで退団を表明した同国代表FWキリアン・エムバペ(25)の後継者に3億ユーロ(約501億円)のオファーを出す構えだ。

PSGはかねてスペイン1部レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWビニシウスに注目。退団するエムバぺと同じ左サイドを主戦場とする選手で後任にふさわしいとみている。スペインメディア「FICHAJES」は「ブラジル人(ビニシウス)に対する称賛はここ数日で急上昇している。最新情報で(PSGは)彼との契約に関してクレージーなオファーを示している」とし「PSGは少なくても3億ユーロの提供を準備している」と指摘した。

ビニシウスは今季公式戦で21ゴール11アシストをマーク。欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝に進出した名門チームの主力として活躍中で2024年の世界最優秀選手賞「バロンドール」の有力候補でもある。そこでPSGとしては破格の金額を提示することで所属のRマドリードやビニシウス本人を説得したい考えのようだ。

ただ2027年夏まで契約があるビニシウス自身は移籍を検討していないことに加えて、Rマドリードが契約解除金を10億ユーロ(約1670億円)に設定している。実現は厳しい見通しだが、今後、PSGの動向が注目されそうだ。

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