古代の役所の跡が見つかっている福岡県・粕屋町の国指定の史跡「阿恵官衙遺跡」で、新たな建物跡が発見され、１１日、現地で説明会が開かれました。
説明会には、地元の住民や考古学ファンなど約２００人が訪れました。
粕屋町阿惠の「阿恵官衙遺跡」は、飛鳥時代から奈良時代にかけて存在したかつての役所跡とされ、当時、税として集めた米を保管した正倉跡や道路跡が良好な状態で発見されています。
粕屋町は去年１２月から役所の中心施設にあたる政庁の調査を進めていて、新たに建て替えたとみられる政庁など５つの建物跡が見つかり、１１日、一般向けに公開されました。
粕屋町は「古代の役所の移り変わりを明らかにするうえで重要な発見」としています。
（今後、史跡公園として整備する方針）
