「ただちょっとゲームが壊れてしまう」FC東京の高宇洋が柏戦で退場した波多野豪に苦言「2回目ですし、ちゃんと責任感は持ってほしい」

2024年5月11日、味の素スタジアムで開催された柏レイソル戦。松木玖生のスーパーゴラッソで3-1とした時点で、FC東京はかなり勝利に近づいた印象だった。

しかし前半のアディショナルタイム、森重真人が自陣の深い位置で柏の細谷真大にボールを奪われると、それに反応したGK波多野豪が細谷を倒してレッドカード。FC東京は数的不利の状況に陥ってしまった。

結局、後半に2点を決められたFC東京は3-3と引き分け。リーグ4連勝はならなかった。この結果を受け、MFの高宇洋は「勝点2を失ったと思っています」とコメントした。

「前半の早い時間帯に失点しましたが、ここ最近で一番良い前半でした。相手を押し込んだ状態でビルドアップもスムーズにできていたので。勿体無い試合になりました」

GK波多野が退場するのは今季2回目。5節の川崎フロンターレ戦でも同じような形でレッドカードになっている点を踏まえ、高は「レッドカードが多い」と苦言を呈した。

「ひとり少なくてもヴェルディ戦は追いついたとか、今日も勝点は取りましたけど、ただちょっとゲームが壊れてしまう。豪も2回目ですし、ちゃんと責任感は持ってほしいです」

前半途中までは素晴らしいゲームをしていただけに、高の言うとおり柏戦は悔やまれる結果と言えるだろう。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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