ひたち国際大道芸 華麗な技に歓声 茨城・日立 12日まで

「ひたち国際大道芸」会場で、シャボン玉を飛ばしながら練り歩く巨大象パペット=日立市幸町

国内外で活躍する大道芸人が集まり、街中でパフォーマンスを繰り広げる「ひたち国際大道芸」が11日、茨城県日立市幸町の日立シビックセンター新都市広場などで開幕した。出演者の華麗な技に、観客から拍手と歓声が送られた。

同市の初夏の名物イベントで同実行委員会が主催。30回目の今年は海外3カ国を含む計27組が出演する。初登場の劇団ドクトペッパズは、高さ約3メートルの巨大象パペットで会場内を練り歩き、観客を驚かせた。

各所でアクロバットやジャグリング、パントマイム、バンド演奏など、多彩な芸が繰り広げられ、夜の大道芸「夜会」では芸人たちが広場に集結。火を使ったパフォーマンスなどで盛り上げた。

初日の来場者は約9万人。第1回からプロデューサーを務める橋本隆雄さん(81)は30周年の節目を迎え「レベルの高い『アートフェス』に成長し、感慨深い。出演者それぞれの個性を存分に楽しんでほしい」と話した。

最終日の12日はJR常陸多賀駅前のよかっぺ通りを中心に開かれる。

コメディを披露する芸人=日立市幸町

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