【豊後高田】豊後高田市新町の昭和ロマン蔵内にある「昭和の夢町三丁目館」がリニューアルオープンした。昭和の暮らしが体感できる民家ゾーンで、従来は広場としていたスペースを活用。昭和のテレビゲームやボードゲームが楽しめる体験型の展示室を設けた。
昭和の夢町三丁目館は、昭和ロマン蔵の北蔵を改修して2007年にオープン。昭和30、40年代の民家や町並みを再現している。
リニューアルは、館内に家を模した木造2階(延べ床面積57平方メートル)を設置。家庭用テレビゲーム機ファミリーコンピュータなどのほか、サッカーや野球のボードゲームで遊ぶことができる。総事業費は2101万円で、国や市の補助金を活用した。
4月末にオープニングセレモニーがあり、佐々木敏夫市長があいさつ。くす玉が割られ、来場者に駄菓子などが配られた。福岡県那珂川市の会社員福田耕平さん(48)は「小学校時代にしていたゲームが懐かしい」、長女の穂乃実さん(6)は「初めてするゲームばかりで楽しい」と笑顔を見せた。
運営する市観光まちづくり会社は「大学生らの意見を聞く中で、昔の遊びなどを体験してみたいという声が多くあり、反映させた。昭和が懐かしい世代、当時を知らない若い世代も楽しめる施設」と話した。
開館は平日午前10時~午後5時、土・日曜・祝日は午前9時~午後5時。入場料は大人440円、小中高生300円。ロマン蔵内にある駄菓子屋の夢博物館、チームラボギャラリー昭和の町に入館できる共通券もある。問い合わせは同社(0978.23.1860)。