新緑を楽しめる春山の登山シーズンを迎える中、県内唯一の日本百名山である、大野市の荒島岳で12日、山開きが行われました。
12日朝、荒島岳で地元の登山愛好家グループ「荒島愛山会」が安全祈願祭を執り行いました。大野市の石山市長をはじめ関係者ら約40人が参加して神事が行われ、シーズン中の登山客の安全を祈りました。
また、山開きに合わせて福井トヨペットから、県産材で作られた2基のベンチが荒島愛山会に贈られ、登山口付近などに設置されました。
その後、登山愛好家たちは早速、風に揺れる新緑の中を登り始めました。雨も降り出す天候の中、愛好家たちは登山道に危険がないかのチェックや、草木の剪定など整備をしながら登り、約4時間半で山頂にたどり着きました。
山開き初日は、山頂からの眺望はお預けとなりましたが、愛好家たちは新緑に霧がかかった幻想的な雰囲気を楽しんでいました。