米のフィリピンへのミサイル配備 中国外交部「厳正な申し入れ」

外交部の孫衛東副部長は第30回中国・ASEAN高官協議出席後「米国がフィリピンに配備したミサイルシステムは、地域国家の安全に深刻な危害を及ぼし、地域の平和と安定を破壊している」と述べた。

外交部の孫衛東副部長は現地時間10日午後、インドネシアのジャカルタのASEAN事務局で第30回中国・ASEAN高官協議出席後、記者の取材を受け、「米国が最近フィリピンに配備した中距離ミサイルシステムは、地域国家の安全に深刻な危害を及ぼし、地域の平和と安定を深刻に破壊し、平和を求め発展を図る地域国家の国民の共通の願いに完全に逆行している。今回の高官協議期間中、中国側は厳正な申し入れを行った」と述べました。

孫副部長はまた「中国は冷戦思考の陣営対立を域内で繰り返すことに断固反対し、地域国家を覇権の道具や代理人とすることにも断固反対する。中国はASEANが戦略的自主性を強化することを支持し、域内諸国と共に話し合い、共に建設し、共に分かち合うというアジアの安全保障の道を堅持し、地域の平和と安定を断固として守っていく」と強調しました。(提供/CRI)

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