北京の中関村、27年に世界リードサイエンスパークを初期的に完成へ―中国

中国工業・情報化部、科学技術部、北京市人民政府はこのほど、共同で「中関村世界リードサイエンスパーク建設案(2024−27年)」を通達した。写真は中関村。

中国工業・情報化部、科学技術部、北京市人民政府はこのほど、共同で「中関村世界リードサイエンスパーク建設案(2024−27年)」を通達した。中関村で世界リードサイエンスパークを建設する上での全体要求を明確にし、27年に世界リードサイエンスパークを初期的に完成させると打ち出した。新華社が伝えた。

同建設案は27年までの一連の発展目標を打ち出した。中関村モデルエリア全域において生命科学などの分野で世界をリードする水準を目指し、破壊的技術と重要中核技術の重要なブレークスルーを実現する。次世代情報技術、医薬・健康、スマート設備、グリーンスマートエネルギー技術の主導権を握る四つの世界レベル産業クラスターをほぼ形成し、製造業重点産業チェーンの質の高い発展を推進し、世界の発展をリードする未来産業を先取りで展開する。

同建設案は世界をリードするオリジナルイノベーション発展の地の構築、世界高度人材集積地の建設、世界一流の革新型企業の育成、世界的な影響力を持つ産業クラスターの構築、世界的な競争力を持つ開放イノベーションエコシステムの形成という五つの面で主要任務を定めた。優位性ある戦略的新興産業融合クラスターの発展推進、未来産業の新たな競争の場の将来を見据えた展開、北京・天津・河北産業協同・連携の深化を通じ、世界的な影響力を持つ産業クラスターを構築する。

工業・情報化部企画司の陳克龍(チェン・カーロン)司長は、「中関村は中国初の国家ハイテク区であり、総合力が最も高い国家ハイテク区でもある。関係当局と共同で、北京市と共に中関村のハイテクの発展、産業化の実現、新たな質の生産力の形成加速の面で先頭に立ち、範を垂れ、世界をリードするサイエンスパークの建設加速を支援する」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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