明石家さんま“賞味期限切れ”危機…TV界に「つまらない」の声広がり“老害芸人”リスト入り

明石家さんま(C)日刊ゲンダイ

最近、テレビ界では、“お笑い怪獣”明石家さんま(68)がつまらないという話が広がっている。バラエティー番組関係者はこう話す。

「さんまさんがMCを務める番組に出演する芸人は、さんまさんが話していることが面白くなくてもとりあえず笑いのガヤを入れる。全然、笑えないのに雰囲気だけは盛り上がっているように見えるんです。また時代の空気を読み誤ることも増えているのか、最近はウエストランド・河本のタクシー運転手暴行トラブルを“おいしい”などとネタにして、炎上してしまった。本人はフォローのつもりだったのかもしれませんが、疑問を持った関係者は多いと思いますよ」

話芸だけではない。最近は、その“声”についても指摘があるという。

「ここだけの話ですが、さんまさんが何を言っているのかよく聞き取れないことが増えているんですよ。声がしわがれてしまって、マイクの音を最高値に合わせていますが、他の演者との調整が半端ないほど大変なんです。収録の時はいつも音声さんが泣いています」(前出の関係者)

どの番組の視聴率も決していいわけではないというが、さらに 先月27日に放送された特別ドラマ「心はロンリー 気持ちは『…』FINAL」(フジテレビ系)では、世帯視聴率4%、個人2%と大コケを記録してしまった。

「テレビ誌やスポーツ紙はさんまに気を使って報道しませんでしたが。木村拓哉や大竹しのぶなどを出演させてもこの数字です。さんまは現役の刑事という役柄ですが、中身は一昔前のスベリギャグのオンパレードで、内容も正直、イタかった」(芸能プロ関係者)

■視聴率も伸び悩み

そんなさんまだが、先頃、業界関係者向けに実施された「潜在視聴率ランキング」(お笑い芸人部門)ではベスト50にも入っていないという。

「個人コア(13~49歳)の潜在視聴率は2.5%。マツコ・デラックスが6.9%、千鳥が7.1%ですからね。いまやザコシショウよりも人気は下ですよ。さんまの賞味期限が切れていることは否定できない。腐る前に自分の番組を整理する時期に来ていると思います。さんまのレギュラー番組で高視聴率と呼べる番組はありません。さんまと言う名前で辛うじて各局で冠番組を持っていますが、ギャラが1本300万近く。テレビ局がリストラしたい大御所芸人のひとりになっています。そうしたことも関係しているのか、以前はそんなに口うるさくなかったのですが、最近はやたらと演出などに口を挟んでくるという話もあり、“老害説”も聞こえてきます」(キー局編成関係者)

タモリもたけしも、仕事をセーブし始めている今、“お笑いBIG3”の中では最年少のさんまだが、世代交代の波は避けられないはず。一時代を築いた“お笑いモンスター”に一体、誰が引導を渡すのか……テレビ界はこの話題で持ち切りだという。

© 株式会社日刊現代