吉田正尚 母の日のプレーできずに残念も父の日までに「復帰出来たらいい」

選手たちは母の日仕様のバットやレガースでプレー(ロイター=USA TODAY Sports)

【マサチューセッツ州ボストン12日(日本時間13日)発】左手親指腱の炎症で10日間の負傷者リスト(IL)に入っているレッドソックスの吉田正尚外野手(30)が母の日にプレーできないことを嘆いた。

本拠地フェンウェイ・パークのクラブハウス内にあるLEDライトは母の日仕様のピンク色に染まっていた。ロッカーの上にあるネームプレートはクラブハウススタッフの責任者であるトム・マクラフリン氏の発案で、選手の母親、または妻の名前となり、やはりピンクバージョンになっていた。吉田のロッカーは「7 YURIKA YOSHIDA ♡」。もちろん妻・ゆり香さんの名前だ。

試合に出場することはおろか、バットを振ることさえできない吉田は「(メーカーさんに)今年もいろんなグッズを作ってもらったんですけどね」と、ピンク色のバットやスパイクなどをフィールドで披露できないことを残念がった。しかし、6月16日(同17日)が父の日であることから「(その頃までに復帰)出来たらいい」と切り替えた。

赤いトレーニング着の吉田は左手親指に固定具をはめ、今できる治療やトレーニングの準備に入った。今は痛みが完全に引くことを本人もチームも辛抱強く待っている。

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