元イングランド代表FWのウェイン・ルーニー氏が古巣マンチェスター・ユナイテッドの一部選手に疑問を投げかけた。
残り2試合のプレミアリーグでギアがあるどころか、ブレーキがかかるユナイテッド。12日の第37節では優勝争いの真っ只中にいるアーセナルをホームに迎え撃ち、接戦に持ち込んだが、センターバックでプレーしたカゼミロがジョギングで最終ラインに戻ろうとしてオフサイドを取り損ね、その失点で敗れた。
ブルーノ・フェルナンデスやマーカス・ラッシュフォード、ルーク・ショーをはじめ、主軸が不在のなか、健闘した見方もできる一戦だが、ルーニー氏はイギリス『スカイ・スポーツ』で一部選手にも原因があると断じた。
「彼らが同じような負け方をしているときは大きな疑問が投げかけられる。選手たちは自分たちを見つめ直すべき」
「監督が姿勢や、ある選手がマンチェスター・ユナイテッドでプレーするにふさわしくないと話すのは大変な侮辱だ」
「私なら、監督がそんなことを言っているのを知れば、シーズンが終わるまで乗り続けるわけにいかない」
「一部の選手はシーズンの終わりをただただ迎えようとしているだけに感じる。それが私の意見。だから、監督に同情もある」
「だが、選手たちが正しいかを見極めるのは監督の仕事だ」
また、「選手たちがエリク・テン・ハグのもとでパフォーマンスを発揮できていると感じるか?」との問いかけに「そうだとしても、彼らはそれをうまく表現できていない」とし、こう続けた。
「個人としては彼らが彼(テン・ハグ)に時間を与えてくれたらと思うが、リクルートに関しては多くの問題があって、ここ数年は良い状況じゃない」
「彼が正せる時間をもらえたらと思う。だが、私たちはルイス・ファン・ハールが職を失った2016年を目にしているから、誰にもわからない」