４月の県内の企業倒産件数は２１件で、前の年の同じ月と比べて３割近く減りました。
民間の信用調査会社、東京商工リサーチ千葉支店によりますと、４月の県内の企業倒産件数は２１件でした。
倒産件数は前の年の同じ月からは８件減ったものの、２０２４年３月との比較では５件増えていて、負債総額は過去１０年で４月単月としては３番目に大きい５３億７５００万円となっています。
新型コロナウイルス対応のための政府の資金繰り支援策である実質無利子・無担保融資、いわゆるゼロゼロ融資の返済が本格化する中、新型コロナウイルス関連の倒産も５件ありました。
東京商工リサーチ千葉支店では調査結果について、大手企業を中心に賃上げの機運が高まりをみせている中、中小企業ではコスト増や人件費の上昇に対して適正な価格転嫁が進まず、当面、企業倒産件数は高止まりで推移していくと見ています。
