県内企業の株主総会を前に 「株主総会特別警戒室」設置

県内の多くの企業が5月から6月に株主総会を開くことから、企業に対する不当要求などを防ごうと兵庫県警は13日、「特別警戒対策室」を設置しました。

午前10時、兵庫県警本部の暴力団対策課の出入り口に「株主総会特別警戒対策室」の看板が掲げられました。

組織犯罪対策局長をトップとする対策室はおよそ330人体制で、「総会屋」などの動向の把握や、情報収集を行うとともに要請があった企業の株主総会会場の警備などに当たります。

警察庁によりますと去年時点の全国の総会屋は150人で、10年前と比べて100人少なく、年々減少しているということです。

兵庫県警は5月に9社、6月に73社の株主総会で警戒に当たる予定で、「企業には、総会屋から接触があれば通報してほしい」と呼び掛けています。

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