能登を応援する味が登場…揚げあられ「ビーバー」に新作“ふぐビーバー” 20日から3カ月間限定で販売へ

あの揚げあられのビーバーから能登を応援する味が登場します。一足先に味わったのは能登町の大森町長。いったい何の味なのでしょうか?

能登町・大森凡世町長:
「うまい!おいしいです」

大森能登町長が太鼓判を押したのはビーバーでおなじみの北陸製菓が開発した新商品。その名も「ふぐビーバー」です。

北陸製菓・高崎憲親社長:
「素材そのものを伝えていこうというところでフグの味を活かしつつみなさんが馴染みのある味にするにはどうすればいいかというところで今回ポン酢とねぎともみじおろしを利かせたというところです」

4月にSNSで発表すると発売前から…

SNSの声:
「ご馳走じゃないですか」「箱買い決定!」と話題に。

その話題となった素材に使われたフグが能登町にある金沢大学の能登海洋水産センターで育てられた養殖フグです。この施設では、フグの中でも最高級のトラフグの養殖を研究中。半年前にふぐビーバーの企画が持ち上がったのですが…

金沢大学能登海洋水産センター松原創センター長:
「残念ながら今回の震災で酸素不足ですね海水を入れることもできませんでしたし酸素を入れる装置も壊れてしまいまして全滅しちゃいました」

元日に地震が発生。施設に津波の被害はありませんでしたが大切に育てていたフグは全滅。ただ残っていたものが…

金沢大学能登海洋水産センター松原創センター長:
「我々としては早く(フグを)大きくしたいもので大きいものを選抜的に残す。そして小さいものを間引く作業をしています。その間引いたものをフグ免許持っている方に加工していただいて冷凍していた。我々が作ったフグですので形になるということは非常にありがたい」

冷凍保存していたフグが残っていたことから今回のふぐビーバーが実現しました。

能登町・大森凡世町長:
「全国の人に能登のフグを知っていただく機会になるんじゃないかなと思っています。期間限定なのでもう一回出ないのかという声があがるといいなと思っています」

北陸製菓・高崎憲親社長:
「石川県の復興であったりとか全国の方が石川に来ようという思いにつながってほしいというところでいうとより多くの人に知っていただきたい」

能登復興への思いも込められたふぐビーバー。5月20日から3カ月間限定で全国で販売されます。

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