馬場雄大選手「成長をパリ五輪にぶつけたい」B1長崎ヴェルカ “ファン感謝祭”に3900人《長崎》

プロバスケットボールB1の長崎ヴェルカは、11日12日と、ファン感謝祭を開催しました。

多くのファンたちが、シーズン中の試合ではみられない選手たちの姿を楽しみました。

長崎市の県立総合体育館で開かれたファン感謝祭には、約3900人のファンが詰めかけ、開始前から長い列ができました。

(ファン)

「選手の違った一面を見られると思うので、そういうところを見たい」

「普段見られないようなニコニコした姿を見たい」

(司会)

「ナンバー18、馬場雄大」

イベントは選手たちが2チームに分かれ、対決形式で実施。

長崎の県の形について3択で答えるクイズ対決では、長崎出身のあの選手が・・・。

(司会)

「(正解は)1番が長崎県。間違ってはいけない人が間違えている。高比良寛治選手です」

(高比良選手)

「最初1番と書いてなかった?書き直している」

(司会)

「まったく書き直していません」

普段見られない選手たちの表情に、会場は終始、大盛り上がりとなりました。

選手からファンに、直接プレゼントが渡される場面も。

(子ども)

「嬉しい!宝物にする」

イベント前には、エースとしてチームをけん引した 馬場 雄大選手の記者会見が開かれました。

(馬場 雄大選手)

「チームを勝たせてあげられなかった。B1優勝を掲げてチームに入ってきて、唯一 悔いに残っている」

今シーズンの戦いを振り返ったうえで、7月に開催されるパリ五輪に向けた意気込みも語りました。

(馬場 雄大選手)

「(長崎に来て)1日も無駄にする時間もなかったし、 本当にこの1シーズンに費やした時間だったり、成長してきたことを全て、パリ五輪にぶつけたい」

そして、来シーズンに向けた動きも。

チームの前田 健滋朗ヘッドコーチの退任が13日、発表されました。

前田ヘッドコーチは、B2だった昨シーズからヘッドコーチとしてチームを指揮し、最短でのB1昇格に導きました。

今シーズンは27勝33敗で、西地区6位の成績を残しています。

前田ヘッドコーチはチームを通し、「B1での30勝を達成することができず、最高の景色を見ることができなかったことは、 非常に悔しい気持ちでいっぱいです」とコメントを発表しています。

© 株式会社長崎国際テレビ