【F1】アルピーヌが暗号資産企業と大型スポンサー契約 「賢明だ」「本当に失望」と賛否両論

現在使われているアルピーヌのマシン(ロイター)

F1アルピーヌが新スポンサーとして暗号資産関連企業「ApeCoin」と大型契約を結んだことが賛否両論を呼んでいる。

アルピーヌは複数年の大型契約を結び、マイアミ・グランプリ(GP)で車体広告がお披露目された。「世界をリードするWeb3カルチャートークンであるApeCoinのスチュワードとして、アルピーヌF1チームとの前例のない複数年にわたるパートナーシップを発表した。このパートナーシップは、アルパインのF1エコシステムにApeCoinを導入するもので、レースイベント、Web3との統合、アルパインとトークン保有者との共同制作によるプログラムを通じて、トークン保有者を世界中に結びつけるものだ」と発表している。

だが、暗号資産関連企業との大型スポンサー契約が議論を呼んでいる。

海外ファンはネット上で「さあ、始めまよう! Web3で最も強力なコミュニティーの1つと提携するのは賢明だ。おめでとうございます」「このパートナーシップはアルピーヌを再びF1の栄光に導くものであることに、私たち全員が同意できると思う」とその資金力に期待する声が上がる一方で、反対意見も出ている。

「あなたがたのトラック上のパフォーマンスにふさわしいスポンサー」「この契約をやめるのはまだ遅くない。彼らが前払いして、だまされないことを祈る」「アルピーヌは破産する」「ばかげている」「本当に資金調達に困ってるんだな」「このチームには本当に失望した」などと企業イメージを疑問視する声も続出しているのだ。

アルピーヌは今後チーム力の上昇を狙っているだけに、このスポンサー契約が吉と出るか凶と出るか見ものだ。

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