紀藤正樹弁護士 吉村府知事の〝0歳児選挙権〟案をバッサリ「平等権侵害として違憲無効な法律」

憲法を無視した公約をブチ上げた吉村大阪府知事

弁護士の紀藤正樹氏が13日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。吉村洋文大阪府知事が同日、人口減少を食い止める制作の実現のため、0歳児から選挙権を認めるべきだと主張したことに異論をぶつけた。

吉村府知事は「古い政治がこのまま続けば、将来世代が悲劇を迎えると思っている。抜本的な改革に取り組まない日本の政治行動に関して、真剣に議論するべき時期を迎えている」として〝0歳児選挙権〟を提案。成人するまでは保護者による代理投票になることを想定していると明かしたが、これを実現するためにはもちろん憲法改正が必要となる。

紀藤氏は「法改正して実現したら平等権侵害として違憲無効な法律です。ゼロ歳児は意見表明する能力すらありません。結局親が複数票を持つことと同様になります」とそもそもの問題点を指摘。

社会学者の東浩紀氏も「マジでやるのか」と驚きを自身のXにポストした。〝0歳児選挙権〟をめぐる議論はますます熱くなりそうだ。

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