【空手】清水希容 語っていた現役引退後のプラン…周辺も「引き続き空手に携わっていくだろう」

現役引退を発表した清水希容

〝探求心〟は不変――。空手女子形で東京五輪銀メダルの清水希容(30=ミキハウス)が13日、現役引退を発表。所属先を通じて「応援してくださった方々、所属であるミキハウスのサポートにとても感謝しております」などとコメントした。

清水は「停滞して、そこで満足するのが嫌い。常に進化を求めてやっていきたい」との思いから、フィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦の演技やバレエの細かな動きなどを通じ、理想の演武を模索してきた。全日本選手権で7連覇を達成し、世界選手権も2度制覇。長きにわたり、日本の空手界をけん引してきた。

そんな清水は、かつて引退後のプランも披露。「指導者になることを目指している。いつ引退かは分からないが、指導者としての勉強もしていきたいと思っているし、指導者としても人を育成できるような人材になっていきたい。自分の感じることをよりたくさん経験して、それを次世代につなげていけるような指導者になりたい」と理想の指導者像にも言及していた。

詳細は現時点で決まっていないというが、清水を知る関係者は「本人は形を追求することが好きと話しているし、引き続き空手に携わっていくだろう」と口をそろえる。19日の大会後に記者会見を行う清水は、どんな未来を明かすのか。引退後は、後進育成に力を発揮してくれそうだ。

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