ライオンズとQBゴフが4年331億円の契約に合意

デトロイト・ライオンズのジャレッド・ゴフ【AP Photo/Carlos Osorio】

それが “最優先事項”だと表現してから1週間も経たないうちに、デトロイト・ライオンズのジェネラルマネジャー(GM)ブラッド・ホームズがクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフとの契約を成立させた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話として現地13日(月)に報じたところによると、ゴフとライオンズが4年2億1200万ドル(約331億2,065万円)、うち1億7,000万ドル(約265億5,901万円)の保証金を含む契約延長で合意したという。この新契約により、ゴフは2027年シーズンの終わりまでライオンズと契約することになり、2028年のオプションも含まれているとペリセロはつけ加えた。

ゴフの新契約は年平均5,300万ドル(約82億7,997万円)であり、シンシナティ・ベンガルズのQBジョー・バロウに次ぐ年俸ランキング2位に食い込んでいる。この契約により、ライオンズはオフシーズンの延長契約に1億1,000万ドル(約171億1,847万円)を超える額を出費したことになり、それによって3人の核となる選手——ゴフ、ワイドレシーバー(WR)アモン=ラ・セント・ブラウン、オフェンシブタックル(OT)ペネイ・スウェル——を今後数年間、ホームズGMが構築したチームにとどめている。

ゴフの契約延長はかなり前から予想されていた。2023年シーズンにパスヤード(4,575ヤード)とタッチダウン(30回)の両方でトップ4にランクインしたゴフは、1試合あたりのヤード数で3位に入ったライオンズオフェンスをけん引し、ライオンズを30年ぶりの地区優勝、プレーオフ2勝、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲーム出場へと導いた。

端的に言えば、ゴフが活躍したときに、ライオンズも躍進した。ゴフに適切な報酬を支払うことが残された唯一の課題だった。両者は気心が知れたパートナーであり、協力することでそれぞれの軌道を取り戻している。このプロセスでゴフのキャリアは復活し、ライオンズは真の勝者に変わることができた。

両者は今後数年間にわたってコンビを組むことになる。すべてが順調に進めば、これは予期せぬ美しいパートナーシップの継続となるはずだ。

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