森を守ることは海を守ること!『沖ノ島アマモ移植会&森のメンテナンス』開催

森を守ることは海を守ること!『沖ノ島アマモ移植会&森のメンテナンス』開催

 5月11日、千葉県館山市の沖ノ島で、海の生き物の産卵場所になる海草「アマモ」の苗を植え付ける『沖ノ島アマモ移植会&森のメンテナンス』が行われました。

 この取り組みは、NPO法人たてやま・海辺の鑑定団が行ったものです。

 午前の部では、2023年から育ててきたアマモの苗を沖ノ島に移植。
 千葉大学の学生、県立安房高校の生徒、家族連れなど、130人ほどの参加者は、海辺の鑑定団の竹内理事長から海の再生について説明を受け、浅瀬に移動し、次々に植え付けていきました。
 主催したNPO法人によりますと、沖ノ島のアマモは、令和元年の台風や温暖化、さらには魚による食害の影響も受けて近年減少し、ほとんど失われつつあるということです。

 また午後の部では、午前に続き参加者による沖ノ島の森の再生活動が行われました。

 令和元年房総半島台風により、沖ノ島の森の約3割が倒木に見舞われたということです。

 魚つき林として古くから地元の漁師に大切にされてきた沖ノ島。「森を守ることは、海を守ることに繋がっている」と説明を受けた参加者たちは、小さな穴をあけた地面に、木の葉やくん炭を丁寧に入れる作業や草刈り作業などを行い、「環境について学び実践する良い機会だった」などと話していました。

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