津吹みゆ、都内で「歌と芝居の特別公演」を開催、心躍るコメディ芝居を熱演! 来年4月にデビュー10周年コンサート開催を発表

歌手の津吹みゆが5月11日、東京・荒川区のムーブ町屋「津吹みゆ 歌と芝居の特別公演」を開催した。

今年1月に、デビュー曲『会津・山の神』以来となる地元・会津をテーマにした新曲『会津なみだ橋』を発売し、歌い手として着実に成長を遂げている津吹みゆ。この日の公演は、2022年に地元・福島で開催したコンサートで披露したコメディ芝居「津吹の花咲く頃」が評判を呼んだことを受けて再演。初の東京公演を盛り上げるスペシャルゲストとして、舞踊のほか、歌や女形ひとり芝居に力を入れている演劇俳優の速水映人が出演した。

第1部は津吹のオリジナル曲を中心に、速水と共に『与作』など珍しい曲目のデュエットを披露して会場を沸かせた。第2部はコメディ芝居からスタート。津吹は舞台役者に弟子入りを懇願する天然な女性を演じた。速水と絶妙な掛け合いを繰り広げ、大きな身振り手振りで観客の笑いを誘った。

芝居の余韻が残るなか、津吹は翌12日の「母の日」にちなんでオリジナル曲『母子草』、そして『千の風になって』を伸びやかに歌唱。郷愁を誘うメロディーに乗せて、持ち前の美声を会場に届けた。その後披露した新曲『会津なみだ橋』では、女形の速水が優美な踊りでステージに花を添えた。

歌にトークに盛りだくさんだったコンサートが終盤を迎えたところで、津吹からビッグニュースが。来年4月5日に東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールでデビュー10周年コンサートを開催することを発表した。

客席からの祝福の声が止まぬ中、津吹は「渋谷のさくらホールは大きな会場です。皆さんお一人おひとりがだいたい10人ずつ集めていただけたら…(笑)。その日に向けてこれからもステップアップできるように頑張ってまいります」と力強く語った。

ファンからの熱いアンコールに応えて、津吹は都はるみ『好きになった人』(みちのく娘 ver.)を晴れやかに歌唱して、会場が一体となって大盛り上がりに。津吹の思いが詰まったコンサートは、約2時間半にわたり全17曲を披露し、盛況のうちに幕を閉じた。

「大人の歌世界についていけるように精進しているところ」

津吹は開演前に、スペシャルゲストの速水映人と共に取材会を開いた。

津吹は公演に向けて「この公演自体は再演という形になります。2年前に地元・福島県矢吹町でコンサートとお芝居をさせていただき、『本当に楽しかった。またやってほしい』というお客さまの声をたくさんいただきました。今回、2年ぶりに東京でやりましょうという話になり実現しました。スペシャルゲストの速水映人さんの素敵な踊りや歌も楽しみにしていただきたい」と意気込みを語った。

また津吹は、同公演の見どころであるコメディ芝居について「約25分間のコメディ芝居は、速水さんに台本を書いていただきました。今回の役は、誰にでも心配してあげているけどもどこか抜けている一生懸命な子という役でした。『どんな役作りをしたらいいですか?』と聞いたら、『津吹さんはそのままで大丈夫です』と言われました(笑)」と話した。

芝居の脚本を手がけた速水は「以前コンサートで共演させていただいた印象で、今回の脚本を書かせていただきました。しっかりしているように見えて、実はチャーミングなところがある方だと思いました。歌とのギャップというのは、お客さんも知らない方がたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。そういう魅力も見てほしいと思いました。どういう反応が来るのか楽しみです」と期待を込めた。

また速水は、この2年間での津吹の成長ぶりに驚かされたという。「僕の付き人さんと『津吹さんの歌の声量がさらに上がったよね』という話をしました。芝居に関しては、2年前のコンサートの後に、松井誠さんのステージに出てお芝居の経験を積まれているので、以前は緊張している表情を見せていましたが、今は逆に僕が緊張するようになりました(笑)。舞台度胸がついたんだなと感じます。初めて5年前にお会いしたときからすると、歌の世界も大人っぽくなりましたよね」と称えた。

その言葉を受けて、津吹は「すごくうれしいです。台本を頂いた時も『台本は一応あるけども、みゆちゃんのやりたいようにやっていいからね』と声をかけてくださり、その一言で肩の荷が下りました。今回もまた勉強を一緒にさせていただけてすごくうれしいです。歌だけはディレクターさんのおかげで、大人の階段をのぼらせていただいています。しっかりその歌の世界についていけるように、私自身も精進しているところです」と笑顔を見せた。

近年は芝居にも力を入れている津吹は5月16日から19日まで、銀座・博品館劇場で上演の舞台公演「大正ロマネスク 『セブンスヒーロー』」に出演が決定している。「今回、短い刀を持って立ち回りをする役になりました。最初は弱い役でしたが、真剣白刃取りをしてしまって、そこから役が変わり、戦う役になりました。もしお時間がありましたら、銀座・博品館劇場でお待ちしています」と呼びかけた。

経験とスキルを重ね、舞台でも活躍できる歌い手として成長した姿を見せた津吹みゆ。来年迎えるデビュー10周年に向けて、今後のさらなる飛躍に注目したい。

セットリスト

M1 壇ノ浦恋歌
M2 高野雨
M3 長持ち唄
M4 嫁入り峠
M5 ツタンカーメン〜夢芝居〜猿芝居
M6 与作〜笑いじわ
M7 おんなの嵯峨野路
M8 会津なみだ橋
M9 会津・山の神
M10 母子草
M11 千の風になって
M12 恋は女の晴れ舞台
M13 会津なみだ橋

E1 好きになった人(みちのく娘 ver.)

津吹みゆ『会津なみだ橋』

発売中

品番:CRCN-8624
価格:¥1,500

【収録曲】

1.会津なみだ橋(作詞:かず翼/作曲:四方章人/編曲:竹内弘一)
2.恋は女の晴れ舞台(作詞:かず翼/作曲:四方章人/編曲:竹内弘一)
3.会津なみだ橋(オリジナル・カラオケ)
4.恋は女の晴れ舞台(オリジナル・カラオケ)
5.会津なみだ橋(一般用カラオケ・半音下げ)
6.恋は女の晴れ舞台(一般用カラオケ・半音下げ)

大正ロマネスク「セブンスヒーロー」

2024年5月16日(木)
~2024年5月19日(日)(6回公演)

会場:
銀座・博品館劇場

脚本・演出:
さとうしょう

出演:
大竹一重/まるのめぐみ/藤間秀曄/佐々木健/中牧由美/璃娃/酒井優衣/西崎緑/小山晶士/上倉悠奈/西野光/藤村はる美

ゲスト:
三浦浩一/大鶴義丹/青木玄徳/松田幸樹/阿部丈二/津吹みゆ/清水よし子

特別ゲスト:
横内正(声の出演)

入場料:
S席¥9,000
A席¥7,500
(前売り・当日共/ 全席指定)
※A席は少し見えにくい場所があります。ご了承ください。

詳細はこちら:
http://aun-heart.com

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