登録抹消の堂林「1日でも早く(1軍に)合流したい」 巻き返し誓う

2軍の残留練習で振り込む堂林

 広島東洋カープの堂林翔太が14日、廿日市市の大野屋内総合練習場で巻き返しを誓った。打撃不振で12日に出場選手登録を抹消された選手会長は「実力不足で落ちたと思っている。しっかりバットを振っていく」と精力的に動いた。

 2軍の残留練習に参加。復調へ試行錯誤する。スイング後に右足を上げたり、ノッカーを務めて足を柔らかく使う意識を高めたりした。「トップの位置からしっかり体全体を使って振れるようにしてきたい」と狙いを語った。

 15年目の今季は1軍で4番を務めるなど26試合に出場し打率2割1分、0本塁打、5打点。4月25日のヤクルト戦では走塁で全力疾走を怠り、好機をつぶす場面もあった。

 2軍では、今月17日にあるソフトバンク戦(由宇)から出場する見通し。近年は1軍に定着しており、2軍戦の出場は2021年以来となる。「1日でも早く合流し、チームに貢献できるようにしたい」と意気込んだ。

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