アップル、生成AI搭載の新型「Siri」を6月のWWDC24でお披露目へ

By 塚本直樹

今年も6月10日から開催される、アップルの開発者会議「WWDC24」。米国の報道によれば、同イベントでは「生成AIを搭載した新バージョンのSiri」が発表されるようです。

↑Siriの大進化に期待が募る

米ニューヨーク・タイムズ(NYT)によれば、iOS 18の新バージョンのSiriは生成AIを搭載しており、会話がスムーズになり、より多くの要求を理解できるようになるとのこと。これはChatGPTのような対話型のサービスというよりも、タイマーの設定やリマインダーの作成に役立てられるようです。さらに、テキストメッセージや通知の要約もできる模様。

NYTによれば、アップルはSiriに生成AI機能を組み込むプロジェクトを2023年初頭から開始したとのこと。同社の幹部はChatGPTを徹底的にテストし、Siriの全面的な再設計を決断したと言います。また、SiriおよびLLM(大規模言語モデル)のサポートを強化するために、今年の「iPhone 16」シリーズではRAM容量が増えることも報じられています。

筆者はアップル製品のヘビーユーザーなのですが、Siriはほとんど使ったことがありません。そんな私のようなユーザーでも使いたくなるような、AIを活用したSiriの大幅な進化に期待したいものです。

Source: The New York Times via 9to5Mac

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