「早めに企業の採用情報発信を」 若者の地元定着に向け懇談会/青森・弘前市

若者の地元定着を図ろうと、弘前市で企業の採用担当者や学校の就職支援担当者などによる地域懇談会が開かれました。

地域懇談会には、中南地域の企業27社の採用担当者と、高校と大学合わせて10校の就職支援担当者が参加しました。

冒頭では、弘前大学人文社会学部の李永俊教授から、「県内の高卒の県外就職者は年々減少傾向にあり、若者の地元志向が強まっている」と調査結果が報告されました。

また、学校の就職支援担当者は、知名度のある企業や、早めに求人を出したり説明会を行う企業に応募が集中する傾向があるとし、早めに企業情報を発信することが重要だと呼び掛けました。

【パッション 斎藤勲社長】
「なかなか学生さんからすると企業のイメージが湧かないと思うので、どういうことをやっているかというものをイメージ化して伝える、そういう情報の流し方が大切じゃないかなと」

地域懇談会は中南地域県民局が実施していて、これまで地元企業と高校の教員たちが面談してきましたが、大学の就職支援担当者を交えての懇談会は、今回が初めてということです。

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