秋田のブランド米「サキホコレ」本格デビュー3年目の戦略は アンバサダーの江畑幸子さんも田植えでPR

秋田朝日放送

秋田県のブランド米「サキホコレ」。2024年も田植えが始まりました。認知度アップに向けあの手この手で取り組み迎えた本格デビュー3年目。ブランド戦略の効果は出始めているのでしょうか。

13日五城目町では佐竹知事や秋田市出身の元バレーボール日本代表で、サキホコレアンバサダーの江畑幸子さんが田植えに挑戦しました。

毎年参加している佐竹知事は慣れた様子で田植え機を操作。難しいターンもお手の物です。江畑さんもまっすぐに苗を植えることができ笑顔でサキホコレをPRです。

県の秋田米ブランド推進室によりますと、2024年度は18の生産団体が約1600ヘクタールで栽培し、9000トンを販売する計画です。栽培面積、販売数ともに昨年度より拡大する予定です。

ブランド化戦略としては2期目にあたる「定着・拡大」の段階に入っていて、取り扱い店舗は全国の約700店舗にのぼる見込みで、県外の取引先や店頭キャンペーンでも反応は良好だということです。日本穀物検定協会の食味ランキングでも3年連続となる特A評価を獲得しています。

2023年夏の記録的な猛暑ではあきたこまちなど別の品種では1等米の比率が大きく落ち込むなかサキホコレは90パーセントを超えました。生産者の小玉重博さんもサキホコレの暑さへの耐性を感じたそうです。

県は引き続き認知拡大に向け取り組むとしていて、秋の新米のシーズンに百貨店などで行っているキャンペーンは2023年よりも大幅に数を増やし首都圏を中心とした全国の240店舗で行う計画です。

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