リニア工事「トンネル掘削」の影響か 井戸などで水位の低下を確認 岐阜・瑞浪市

JR東海によるリニア中央新幹線のトンネル掘削工事が進められている岐阜県瑞浪市で、複数の井戸などで工事の影響とみられる水位の低下が確認されていたことがわかりました。

JR東海によりますと、去年12月と今年2月、瑞浪市大湫町でのトンネル掘削工事中に湧水が確認されました。 また、2月下旬には近くに設置されている観測用の井戸で水位の低下が確認されたことから、JR東海は周辺の調査を行いました。 32カ所の水源や井戸などの調査の結果、14カ所で水位が低下していて、一部は使用ができない状態になっていたということです。 JR東海は、「工事と水位低下の因果関係は断定はできないものの、トンネル掘削が影響している可能性がある」としています。 JR東海は13日、地域住民らに調査の状況や、代わりとなる水源の確保などについて説明したということです。 JR東海は、今後も周辺住民の生活や農業への影響が出ないよう、水位の状況を確認しながら工事を進めていくとしています。

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