【試合詳細】5・11 hotシュシュ レッスル武闘館大会 大谷譲二 vs 皇耀 柳川澄樺&ゆづき vs キク&芭奈子 趙雲子龍 vs 横山佳和 vs 桐生健豊

『hotシュシュIgnite』
日程:2024年5月11日(土)
開始:18:00
会場:埼玉県・レッスル武闘館
観衆:50人(満員)

▼3WAYマッチ30分1本勝負
○趙雲子龍(新北京)
8分42秒 天井からのダイビングフットスタンプ→片エビ固め
●桐生健豊
※もう1人は横山佳和(ZERO1)

▼タッグマッチ30分1本勝負
○柳川澄樺(JTO)/ゆづき
15分49秒 0101→片エビ固め
キク/●芭奈子

▼シングルマッチ20分1本勝負
○大谷譲二(PPPTOKYO)
13分34秒 フロッグスプラッシュ→片エビ固め
●皇耀

大谷譲二がhotシュシュ初参戦で皇耀と対決し勝利!同じく初参戦の柳川澄樺が芭奈子に0101を決めゆづきとの初タッグを勝利で飾った!

第1試合

hotシュシュからの離脱を表明した健豊がオープニングマッチに登場。趙雲、横山という試合巧者相手に3WAY戦に挑んだ。3人で手探りに入るも、横山がこれを嫌う。1人離れると趙雲と健豊が腕の取り合いへ。そのバックに回り込んだ横山だが、趙雲がその横山の腕を取って絞め上げる。その趙雲の後ろにダブルチョップを入れた健豊が今度は趙雲の腕を取るが、切り返した趙雲がグランドでヘッドロックへ。これを逃れた健豊。趙雲と健豊が1人離れていた横山に襲い掛かり3人でチョップ合戦へ。ここで趙雲と健豊が共闘して横山をロープに振るも、横山が場外へエスケープ。健豊が趙雲も場外に落とすと2人目掛けてプランチャ。リングに戻った趙雲と健豊がエルボーの打ち合い。健豊がドロップキックをヒットさせてカバーも、ここに横山が飛び込み、健豊をどけて、横山が趙雲をカバー。健豊が横山を蹴散らすも、今度は趙雲が健豊を丸め込む。カウントは2。

続けて横山が健豊を丸め込むもカウント2。横山が串刺しタックル、リバーススプラッシュでカバーもカウント2。趙雲が横山に619、コーナーからの飛び蹴りでカバーもカウント2。横山が場外エスケープ。カットに入った健豊と趙雲がチョップ合戦。健豊がブレーンバスターでカバーもカウント2。健豊が趙雲にエースクラッシャーを狙うが、ここで横山がリングに戻り、健豊を襲うが、2人をがっちりと捕まえた健豊が2人まとめてフェイスクラッシャー。カバーもカウント2。組み合う趙雲と健豊を横から転がした横山が2人まとめてカバーもカウント2。横山が健豊をファイヤーマンズキャリーも、逃れた健豊が横山をフィッシャーマンズ・スープレックス。ホールドも趙雲がカット。趙雲が健豊をチャイニーズゴリースペシャルで叩きつける。コーナーに上がった趙雲がさらに天井の梁にしがみつく。そのまま大の字の健豊の上に行くと天井からのダイビングフットスタンプを決め、カウント3を奪った。

第2試合

JTOの柳川がhotシュシュ初参戦。ゆづきとの初タッグを結成した。試合は柳川vsキクでスタート。ロックアップから腕の取り合い、さらに柳川がヘッドロックを決めたところで、芭奈子がリングに入ると「お誕生日~。」と柳川に迫る。どうリアクションを取っていいか動揺を隠せない柳川に胸の紐を引かせようとする芭奈子。しかし、これはフェイントで、柳川が近づくと、隠し持っていたクラッカーを芭奈子が炸裂。思わずヘッドロックを解いてしまう柳川。改めてキクから交代して芭奈子がリングに入るが、怒りの柳川が芭奈子に蹴りを入れ、コーナーに詰めての踏みつけ。さらに芭奈子の黄色い髪を掴むと、「これがバナナか!」と髪にガブリ。代わったゆづきがロープ際に芭奈子を詰めると、「キクさんの歳の数だけチョップを打ちます!」と芭奈子の背中、さらにエプロンに立ってのチョップを計50発。「多すぎだろ!」とキクに突っ込まれるゆづき。

反撃に出ようとする芭奈子をロープ際に追い込んだゆづきはエルボーの連打。反転して、今度は芭奈子がエルボー連打。対角コーナーに芭奈子を振ったゆづきが串刺しラリアットを決めれば、芭奈子もゆづきをコーナーに振っての串刺しエルボーで応戦。さらにゆづきの串刺しラリアットをかわした芭奈子が串刺しドロップキックからダイヤル固めを狙うが、これはゆづきがこらえる。芭奈子が横入り式エビ固めでカバーもカウント2。代わったキクがドロップキックでカバーもカウント2。キクのボディスラムをこらえたゆづきがキクをボディスラム。さらにコンバインから逆片エビ固め。ロープに逃れたキクだが、キクの両足を抱えたゆづきがロケット発射攻撃でキクを吹っ飛ばすと、芭奈子をキクの上にロケット発射。2人を重ねたところにゆづきがエルボードロップ。キクをカバーもカウント2。ゆづきとキクのエルボーの打ち合いからキクと芭奈子がダブルドロップキックをゆづきにヒット。さらに串刺し連係からキクがサッカーキック、PKでカバーもカウント2。ゆづきがキクをブレーンバスター。代わった柳川がロープ際に追い込んでの飛び込みニーから鎌固め。

反転したキクが脇固め。反転して逃れた柳川がバックスピンキックもキクがかわし、ドロップキック。キクがカバーもカウント2。柳川がカニばさみ。コーナーにキクを詰めての串刺しニーからバックスピンキックでカバーもカウント2。キクがボディへのニー連打からダブルニークラッシャー。続けてPKでカバーもカウント2。代わった芭奈子が串刺しの側転エルボーも柳川が芭奈子を倒してのダブルニードロップ、鎌固め。ロープに逃れた芭奈子に飛び込みニーで柳川がカバーもカウント2。エルボーの打ち合いからロープに飛んだ柳川に、キクがエプロンから蹴り。芭奈子が串刺しドロップキックからダイヤル固めもカウント2。芭奈子が逆さ抑え込みもカウント2。柳川がネックブリーカードロップ、ランニングダブルニードロップでカバーもカウント2。柳川が1010を狙うが、芭奈子がすかす。芭奈子が逆さ抑え込みもカウント2。柳川がバックスピンキックでカバーもカウント2。柳川が0101を決め、芭奈子からカウント3を奪った。

第3試合

所属として残り2大会となった皇耀がPPPTOKYOの大谷との初シングル戦に臨んだ。ロックアップからバックに回った皇耀だが、これをしのいだ大谷がヘッドロックからカウンターのタックル、アームホイップ。皇耀のコーナーへの飛び込みをかわした大谷だが、皇耀がカウンターのエルボーを決め、大谷を場外に落とすとプランチャ。これをかわした大谷だが、着地した皇耀が場外ブレーンバスター。さらに場外で激しいチョップの打ち合いから大谷が場外DDTを決めリングへ。カウント19でリングに戻った皇耀に大谷がミサイルキックでカバーもカウント2。大谷がグランドヘッドロック。ロープに逃れた皇耀をコーナーに詰めて、またも大谷がチョップを連打。皇耀もチョップで応戦も大谷のチョップの破壊力がすさまじい。皇耀の胸元は真っ赤から徐々に色が濃くなり、遂に肉が裂けてしまう。皇耀が低空ドロップキックで大谷を倒し、起き上がったタイミングでミドルキックハイキックのコンビネーションでカバーもカウント2。皇耀が腕ひしぎ十字固め。完璧に決まるも大谷がロープへ。皇耀が619でカバーもカウント2。皇耀の蹴りをかわした大谷がボディスラムを狙うも皇耀がDDTで切り返す。大谷がブレーンバスターでカバーもカウント2。チョップの打ち合いから大谷がロープに皇耀をはりつけてのチョップ連打。皇耀がミドルキック連打からバズソーキックでカバーもカウント2。皇耀がみちのくドライバーⅡもカウント2で大谷が切り返して丸め込みもカウント2。大谷がスイングDDTから飛び込みニー、みちのくドライバーⅡもカウント2。大谷が続けてフラッグスプラッシュで皇耀からカウント3を奪った。

試合後、マイクを手にした大谷は「初参戦のhotシュシュ、千春さんが僕のことを呼びたいと噂に聞いてから、僕も一気に気になる団体になりまして、YouTube、めちゃめちゃ見て。試合以外もですよ。全部見てます。体制は変わっても動画は止めないでください。見てるんで。マジで、マジで、お世辞とかなしに、僕が一番気になった選手は皇耀選手ですよ。なぜならヒョウ柄かぶり、日焼けかぶり、金髪かぶり、チャラ男かぶり!そんな風に意識していたら、こんな風に当たる機会ができて、やっぱおもしれえな、続けていて良かったなって思うわけですが、今日は、今日はどうだろう。まだスタートしたばっかりで、こんだけかぶっているんですよ。またどっかで当たることがあるんじゃないですか?この俺のチョップ、胸裂かれて、僕のことNGじゃなかったら、またやりましょう!今日はありがとうございました!」と語ると、皇耀は「大谷選手、こんなにいてえ、胸チョップ食らったの、初めてですよ。でも、こんなに痛くて気持ちいいのも、デビューして初めてです。なので、今、全然、今日やってもスピードもスキルも何にも敵わなかった。でも、今月いっぱいでここを出たとき、後ろ盾もなく自分たちだけでやっていかなきゃいけねえ状況で、それでも次やるときはぜってーにぶっ潰しにいけるくらいに強くなっているので、そのときはまた俺の胸、引き裂いてください。絶対にそのときには技術もメンタルも強くなってくるんで、またお願いします。」と語った。大谷は「逆境のほうが燃える性格なんですよ。今日でも応援されているのは皇耀選手。そのほうが燃えるわけで。後ろ盾がなくなる。おいしいじゃないですか!前に進むしかないんですよ。自分をアピールして、たくさん試合をして、また俺とやりましょう。今日は最高でした!」と自ら皇耀に歩み寄り握手を交わした。ここで芭奈子がリングに上がり、5月13日が誕生日のキクを全員で祝福。マイクを手にしたキクは「私の思いを言わせてください。ケガをしてから本当に苦しくて、もうプロレス辞めようって思って、そんな矢先に朝陽さんの訃報を聞いたり、やっぱりもうプロレス界から離れようって正直思いました。だけど、今日の皇耀の試合を観たり、いつも試合のセコンドでhotシュシュの子たちが一生懸命に試合をする姿を観て、そして応援してくださる皆様と触れ合って、もう一度、プロレスがしたいって思えるようになって、そして復帰を反対されていたんですけど、私のわがままを家族も両親も、そして代表、田村さん、タニ―さんに許していただき、こうやって復帰ができて、リングの上で試合ができて、本当にプロレスって最高!って思いました。これから離れちゃう選手もいるんですけど、みんな頑張って、プロレスをやっていれば、どこかで会えると思っていますので、変わらぬ応援をよろしくお願いします!」と語り、最後もキクが「私たち、ホットでディープな個性派集団!ホット~シュシュ!」で大会を締めた。

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