トラオレ弾に沈んだジローナがビジャレアルに敗れ5試合ぶりの黒星…2位再浮上へ厳しい敗戦に【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

ジローナは14日、ラ・リーガ第36節でビジャレアルと対戦し0-1で敗戦した。

前節のアラベス戦を引き分けに終わった3位ジローナ(勝ち点75)が、来季の欧州カップ戦を狙う9位ビジャレアル(勝ち点48)をホームに迎えた一戦。

立ち上がりからボールを握るジローナだが、先に決定機を迎えたのはビジャレアルだった。9分、バイタエルエリア中央手前でパスを受けたトラオレが左足一閃。狙いすましたミドルシュートはゴール左上を捉えたが、これはGKガッサニーガが好セーブで阻止した。

その後はピンチを凌いだジローナが徐々に攻勢を強めるが、要所で集中した守りを見せるビジャレアル守備陣を攻略できず、前半はゴールレスで終了した。

迎えた後半、ジローナは積極的な入りを見せるビジャレアルに先制を許す。59分、中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けるとバエナの斜めのパスをボックス左手前で受けたゲデスがボックス中央まで切り込みシュート。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球をボックス右のトラオレが冷静に左足ダイレクトでゴール左隅に流し込んだ。

先制を許したジローナはすぐに反撃。63分、エリック・ガルシアとのパス交換でバイタルエリア中央に切り込んだツィガンコフが左足を振り抜くと、このシュートがクロスバーを直撃。さらに65分には、A・ガルシアの右FKをゴールエリア左のエリック・ガルシアが頭で折り返すと、相手DFの中途半端なクリアをダビド・ロペスがヘディングで合わせたが、これはゴールカバーに入ったクエンカのブロックに防がれた。

1点が遠いジローナは、75分にエレーラとグティエレスを下げてV・フェルナンデスとポルトゥを、83分にはツィガンコフを下げてトニ・ビジャを送り出し、前線にフレッシュな選手を投入。

一連の交代後も主導権を握るジローナは、試合終盤にかけて猛攻を仕掛けていく。しかし、前線にセルロートを前線に残してきっちりスペースを消す相手の守備に苦戦。

後半アディショナルタイム5分にはキコが2枚目のイエローカードで退場し数的優位となったジローナだったが、最後までGKヨルゲンセンの牙城を崩すことができず、0-1で敗戦した。

© 株式会社シーソーゲーム