臼杵市内の「聖地」をガイドが解説 巡礼コース「より楽しく巡って」【大分県】

曼荼羅絵を使って解説するガイド=臼杵市観光交流プラザ
解説を聞く参加者

 【臼杵】臼杵市内の巡礼地を訪れる「うすき祈りの回廊」について、ガイドによる解説イベントが12日、市観光交流プラザであった。

 祈りの回廊は4コース(計33カ所)の聖地を訪れるスタンプラリー企画で、市観光協会が昨年6月から展開している。

 イベントはガイドブックだけでは分からないディープな解説を聞くことで、より楽しく聖地を巡ってもらおうと実施。今回は「彩の回廊」コースを説明した。

 約20人が参加。ガイド2人が曼荼羅(まんだら)絵や写真を使って、コースの特徴や注目すべきポイントを解説。国宝臼杵石仏の古園石仏大日如来像の顔は左右非対称に作られており「正面、左右と見る角度によって違う印象を受けるという。いろんな方向から見てみては」と指南した。

 約1年かけて全33カ所を巡った市内野村の小野幸子さん(63)は「解説を聞くと見るポイントが変わってくる。知った情報を基に2周目も回ってみたい」と話した。

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