【植えっぱなしOKの多年草ガーデニング】植え替えいらずでお手入れ楽ちん!育てやすく美しい多年草「厳選7つ」

<ガーデニング豆知識>多年草・一年草の違いって、知っていますか?

一年草とは異なり、植えっぱなしで翌年以降も花が咲く多年草。ナチュラルな雰囲気が魅力で、世界中のガーデナーから愛されている植物です。

多年草は植え替えの手間が少なく、その分お世話がラクになるのも魅力のひとつ。植物なので基本的なお世話は必要ですが、種類によっては、放任でも育てられるのが嬉しいですね。

そこで今回は、植えっぱなしでも育てられる、おすすめの多年草について、参考価格などの詳細情報とともに紹介します。さっそくみていきましょう。さいごのコラム「ガーデニング豆知識」まで、ゆっくりとごらんください!

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この記事で紹介する「植えっぱなしでも大丈夫。育てやすい多年草」

【写真など1枚目/全9枚】白い花&赤い実がキュートなワイルドストロベリーなど「植えっぱなしでも大丈夫!」育てやすい多年草。2枚目以降の写真でも続々紹介します!
  • アジュガ
  • クレマチス
  • ゼラニウム
  • モナルダ
  • アガパンサス
  • ゼフィランサス
  • ワイルドストロベリー

環境が合えば特別なお手入れが必要なく「植えっぱなしでも大丈夫」な多年草。お手入れ楽ちんで美しい花や葉が楽しめるものを紹介していきます。梅雨前のガーデンにぜひお迎えしてみませんか?

植えっぱなしでも大丈夫!おすすめの多年草<定番3つ>

アジュガ

花もリーフも楽しめる!グランドカバーとしても優秀な「アジュガ」
  • 学名:Ajuga
  • 科名・属名:シソ科 キランソウ属
  • 開花期:4~6月ごろ

パープルやピンクの花色が美しいアジュガ。斑入りの葉や銅葉など、カラーリーフの美しさも見逃せない多年草です。

強い日差しが苦手なので、シェードガーデンの彩りとして楽しむのもおすすめ。ほふくして広がっていくのでグラウンドカバーとしても重宝します。根張りが浅いので、増えて困るときは引き抜いて整理しましょう。

※参考価格:300円前後(3号ポット苗)

クレマチス

つる性植物の女王「クレマチス」気品高く涼し気な花を楽しみたい!
  • 学名:Clematis
  • 科名・属名:キンポウゲ科センニンソウ属
  • 開花時期:品種による

涼しげで気品のある花を咲かせるクレマチス。パープルやホワイト、レッドカラーの花が大変華やかで、ガーデンを美しく彩ります。つる性なのでオベリスクなどに巻き付けて楽しみましょう。

クレマチスは品種が大変多く、開花時期が異なります。冬咲きもあるので、うまく組み合わせると一年中開花を楽しめます。

※参考価格:500~1500円前後(3号ポット苗)

ゼラニウム

世代を超えて愛される定番花「ゼラニウム」
  • 学名:Pelargonium Zonal Group
  • 科名:フウロソウ科
  • 開花時期:3月~12月ごろ

ゼラニウムは世代を超えて愛される人気の多年草。アイビーゼラニウムやパンジーゼラニウムなどがありますが、庭で楽しむ場合はセンテッドゼラニウムなどがおすすめです。

定番のゾナーレ種とは趣が異なり、可憐な花が特徴です。品種によって花姿が異なるので、育てやすい品種を選ぶとよいでしょう。

※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)

育てやすくて美しい!夏ガーデンにお迎えしたい多年草<爽やか系4つ>

モナルダ

夏ガーデンを彩る「モナルダ」の花。ホワイトカラーなら涼し気な雰囲気に!
  • 学名:Monarda
  • 科名・属名:シソ科ヤグルマハッカ属
  • 開花期:6月~9月ごろ

燃え上がるような花の形がオシャレなモナルダ。夏の間も開花する植物で、花が少なくなりがちな夏ガーデンにおすすめです。

レッドカラーは情熱的な雰囲気が楽しめますが、涼しげなホワイトカラーも見逃せません。丈夫な性質で旺盛に生長しまするので、増えすぎて困る場合は定期的に植え替えて整理しましょう。

※参考価格:300~800円前後(3号ポット苗)

アガパンサス

初夏を知らせる花火のような「アガパンサス」の花
  • 学名:Agapanthus
  • 科名・属名:ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属
  • 開花時期:5月~8月ごろ

アガパンサスは長く伸びた茎の先に、球形の花火のような花を咲かせる球根植物です。5月から開花が始まり、8月まで開花します。

パープルやブルーカラーが定番ですが、ホワイトカラーの品種と組み合わせると、さらに涼し気な雰囲気が楽しめます。

※参考価格:600~1500円前後(3号ポット苗)

ゼフィランサス

ガーデンの足元を美しく彩る「ゼフィランサス」の花。育てやすい球根植物です
  • 学名:Zephyranthes
  • 科名:ヒガンバナ科タマスダレ属

球根植物のゼフィランサスは、ホワイトやピンク、イエローの美しい花を咲かせる多年草です。

放任でも育てることができ、環境が合うと分球してよく増えます。草丈が低めで、群生するとガーデンの足元を美しく彩ります。整理も兼ねて、数年おきに掘り起こして植え直しましょう。

※参考価格:300円前後(3号ポット苗)

ワイルドストロベリー

白い花、赤い実、どちらも楽しめる「ワイルドストロベリー」
  • 学名:Fragaria vesca
  • 科名・属名:バラ科オランダイチゴ属
  • 開花時期:4月~7月ごろ、9月~10月ごろ

ハーブにも分類されるワイルドストロベリーは、ホワイトの小花が咲く多年草です。春に開花し、その後赤い実がなります。ホワイトとレッド、グリーンのコントラストは、なんとも言えない可愛らしさです。

生命力が大変強く、常緑の葉が旺盛に繁茂します。日陰では育てにくいので、日当たりのよいところで育てるようにしましょう。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

まとめにかえて

今回は植えっぱなしでも育てられる、おすすめの多年草について紹介しました。

多年草に分類される植物は大変多いので、ご紹介した以外にも美しい多年草はたくさんあります。いったん植えると、数年は生長し続けるので、お気に入りを選んで長く楽しんでくださいね。

【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

一年草・多年草・宿根草の違いとは?

さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物

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