自民党・黄川田仁志衆院議員が語る!埼玉で立憲が強い理由?!無派閥議員が見た自民党の派閥とは?!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2024年5月9日に公開された動画ではゲストに自由民主党・黄川田仁志衆院議員をお招きし、次期衆院選がどうなるか?無派閥議員が見た自民党派閥の現状について語っていただきました。

4期連続当選の自民党議員が地元で感じる厳しさとは?!

【このトピックのポイント】

  • ビラを目の前で破られた頃よりも厳しい現状とは?!
  • 無派閥だと出世しにくいって本当?!本当に派閥は解消されてるの?!
  • これからの自民党!出直すために必要なことは何?!

黄川田氏のプロフィールは以下の通りです。

1970年東京生まれの黄川田氏は、大学生時代にスキューバダイビングをはじめ、卒業後は米国メリーランド大学大学院で海洋環境科学を専攻し修了しました。

サラリーマン時代には、国連環境計画の仕事に従事。日本とロシア、中国、韓国で日本海を含む日本周辺の海の環境を守るプロジェクトに関わり「もっと日本は、海の政策を一生懸命にやるべきだ」と感じたのが政治の道に進むきっかけでした。

「真の海洋国家の日本をつくろう」と、国会議員を志して松下政経塾に入塾。

2012年に初当選してから、4期連続当選をされています。

2期目の2015年には、外務大臣政務官に就任。2016年には、G7伊勢志摩サミットにも関わり、オバマ大統領の広島訪問にも立ち会いました。オバマ大統領に「(今回の広島訪問は)非常に大きな歴史的な意味があり、よく決断してくれました。ありがとうございました」と挨拶をして握手をしたのは「自分の政治人生の中で非常に意味のあったこと」と振り返ります。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして黄川田氏に回答していただきました。

自民全敗!地元で感じる自民党への風当たり

4月の衆院3補選では、いずれも立憲民主党が勝利し、自民党は全敗。

自民党が唯一候補者を擁立した島根1区では、岸田総理は2回も現地入りをしました。

MC伊藤由佳莉「(岸田総理は)それほど勝ちにこだわっていたのでしょうか?」

黄川田氏「できるだけのことはやる!という覚悟だったんじゃないかなと思います

次期衆院選の任期は来年の10月までで、残り任期まで約1年ほど。

北関東地域、特に黄川田氏の選挙区である埼玉は、立憲民主党が強いと言われています。

埼玉はなぜ立憲が強い地域と言われているのでしょうか?

黄川田氏はこの質問に対して「理由は2つある」と回答しました。

1つめは、立憲民主党を立ち上げた枝野幸男氏の地元であり発祥地ということ。

2つめは、都市部は結構リベラルな形の考えを持っている人も多く、マスコミの影響を受けやすい土地柄と解説しました。

MC伊藤「地元で活動している中で(立憲民主党の)強さを感じる場面はありましたか?」

黄川田氏「民主党政権の時は大変でしたよ。『なんで自民党から出るんだ』と言って、チラシを目の前で破かれたり・・・」

なぜ立憲民主党が強いと言われている埼玉で、自民党を選んだのでしょうか?

黄川田氏は海洋政策や安全保障戦略を通して「憲法は改正しなければならない」と考えていて、政治を志した当時は自民党だけに改憲の動きがあったからだと述べました。

黄川田氏は、2012年に初出馬し、民主党の候補者を破って初当選をしました。

MC伊藤の「選挙のコツはあるのでしょうか?」という質問に黄川田氏は「コツはないですよ」と笑ってこたえます。

なるべく多くの人に会い、自分の政策を訴える活動を地道にやっていくことなど、当たり前のことを一生懸命やったと語りました。

MC伊藤「民主党政権時代の厳しい話もありましたが、地元周りをしていて、当時と今では風は違いますか?」

黄川田氏は「あの頃はチラシを破ったりと激しかったですが、今は逆に黙って、ちらっと見て(素通りして)行くという感じ・・・」と話し、厳しい表情を見せます。

「保守の方も今の自民党には呆れているところがあって、今は自民党支持者もどうなっているのか」と、地元での活動を通して、自民党に対する厳しさを肌で感じていると語っていました。

無派閥議員から見た派閥問題と自民党のこれから

黄川田氏は、当選後から自民党内の派閥に所属せず、議員活動を続けてきました。

MC伊藤「派閥に入ろうと思ったことはなかったのでしょうか?」

初当選をした2012年の自民党には『新しい自民党を作ろう』という雰囲気があったと語る黄川田氏。

自民党埼玉県連の公募から候補者となった黄川田氏は、無派閥の菅義偉氏に面倒を見てもらった経緯があります。また、谷垣氏の派閥横断的な勉強会のグループに参加していたことも。

黄川田氏「派閥には入らないで、新しい動きのグループで頑張ろうと思った」

MC伊藤「派閥に属してないと出世しにくいということはあるんですか?」

黄川田氏「大臣を狙ったりとかいうと感じるかもしれないですけど……。菅先生は、官房長官や総理になれましたし。私自身は、不自由に思うことはなかったですね」とコメント。

一方で、自民党が派閥の解消を宣言したあとも形式上存続した状態が続いていて「派閥の偽装解散」を指摘する声もあります。

MC伊藤「無派閥の黄川田氏から見て、派閥の解体は進んでいるのでしょうか?」

黄川田氏「(自民党は)やると言ったらやる党だと思う」

派閥がなくなっても、普通に喋るし、たまにはご飯に行くなどの人間関係は続き、「偽装とかではなく、それぞれの人脈があってやっていることだと私は理解しています」と語りました。

MC伊藤「これからの自民党は、どのように変わっていくべきだと思いますか?」

この質問に対して、まずは派閥と政治資金に関しては透明性を高めないと理解は得られないと黄川田氏。

また、自民党が政権復帰した2012年の石破茂幹事長、その後の谷垣禎一幹事長の時代は「派閥人事が結構薄れて」いて、「能力主義で見ることを意識されていた」と振り返ります。

黄川田氏は「2012年に、政権が戻って来た時の考え方にもう一度立ち返って、出直すことをしなければいけないのかな」と語っていました。

動画本編はこちら!

自民党現職議員が埼玉で立憲が強い理由を解説!

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