ペップ監督が“老将”ガスペリーニ監督率いるアタランタを絶賛「ローマ戦を見たか? 信じられないパフォーマンスだ」

写真:グアルディオラ監督(左)が、ガスペリーニ監督(右)のアタランタを称賛

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、長い指導者キャリアの中で初のタイトル獲得にあと一歩のところまで迫っている。

現地時間5月15日、アタランタはコッパ・イタリア決勝でユヴェントスと対戦する。現在66歳のガスペリーニ監督は、1994年にユヴェントスの下部組織で指導者としてのキャリアを開始。30年もの指導者キャリアを重ねてきたが、実はいまだタイトルを獲得した経験がない。

イタリアメディア『カルチョメルカート』のインタビューに応じたガスペリーニ監督は「まだトロフィーを掲げたことはないが(笑)、それでもこれまでに指揮したクラブとの試合では常に大きな敬意を持って迎えてもらえるんだ。これは私の誇りだよ」とコメント。初タイトルが懸かるコッパ・イタリア決勝のユヴェントス戦については「私が指揮したアタランタの中で、今のチームが最も強いかどうか……。勝てばそれが証明できるし、その可能性も高いと見ている」と自信をのぞかせた。

“ガスペリーニ・アタランタ”は、サッカー界の指導者の中でも高い評価を得ることが多い。今季、マンチェスター・シティで史上初のプレミアリーグ4連覇を目指しているペップ・グアルディオラ監督も、アタランタを絶賛する一人だ。

イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』によると、グアルディオラ監督は会見の場で次のようにアタランタを称賛している。

「彼らはリヴァプールにだって勝ったんだ(アタランタはUEFAヨーロッパリーグ〔EL〕準々決勝でリヴァプールと対戦し、2戦合計スコア3-1で勝利)。それに、(5月12日のセリエA第36節)アタランタvsローマ戦を見たか? アタランタのパフォーマンスは信じられないほどだ。彼らはどのチームにも勝つことができる」

ローマを2-1で下した直近の試合を引き合いに出し、アタランタの強さを称えたグアルディオラ監督。名将の目にも、現在のアタランタは魅力的に映っている模様だ。

なお、アタランタは5月22日にレヴァークーゼンとのEL決勝も残している。果たして、“無冠の老将”はタイトルを手にすることができるだろうか。

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