トモニホールディングスの2024年3月期決算 4期連続の増益で経常利益は過去最高に 香川銀行など傘下

香川銀行などを傘下に持つ高松市のトモニホールディングスが14日、2024年3月期の決算を発表しました。

2023年4月~24年3月の連結業績は、経常収益が878億1700万円(前期比+13.0%)、経常利益は215億2800万円(前期比+4.1%)、純利益は140億800万円(前期比-1.1%)でした。

円安による外貨調達コストの増加などがありましたが、貸出金利の上昇で資金運用収益が増加するなどし、経常利益は4期連続で増益、2010年4月のHD設立以来、過去最高になりました。一方、法人税などの増加で純利益は減少しました。

次期の連結業績予想は、経常利益194億5000万円と減益予想となっています。
預金金利の引き上げによる利息増やベースアップによる人件費増などを見込んでおり、「今後は金利のある世界への対応が求められる」とする一方、増資による自己資本比率の改善(9.23%)を行ったことで、株主や取引先の評価を高め、地域密着の支援を続けていくとしています。

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