亀田史郎氏 判定不服の京口紘人に注文「言わんでええねん」「決めるのはジャッジ」

亀田史郎氏

亀田三兄弟の父で、三男・和毅(TMK)のトレーナーを務める史郎氏(58)が、物議を醸している元世界王者・京口紘人(ワタナベ)とビンス・パラス(フィリピン)のフライ級10回戦(韓国・仁川)に言及した。

ノンタイトル戦で行われた試合は判定3―0でパラスが勝利。京口は自身のユーチューブチャンネルでジャッジへの不満を吐露するなど、ボクシングファンの間でも評価が分かれる試合となった。

史郎氏は15日までに更新した「亀田史郎チャンネル」でこの試合に言及。「判定で京口が勝ってた、負けてないという意見が大半あるなか、見方によっては京口勝ちでもいいし、相手の勝ちでもいい」とビミョーな内容だったと述べた。

続けて「アウェーの韓国やろ。リスク背負っていかんと。何かあると。明らかに京口が勝つような試合しとけばよかった」と〝圧勝〟する必要があったと指摘。試合後の京口の表情についても「『ん?ひょっとしたら』みたいな顔してた。ホンマに勝ってたらあんな顔じゃない。ちょっと不安だったんじゃない?」と推察した。

京口が試合後すぐにユーチューブ動画をアップしたことには苦言を呈した。

「あれは周りが言うことであって、選手が言うことではないと思うな。言わんでええねん。自分が一生懸命やったんやから。あとは決めるのはジャッジやから。ナンボいうてもジャッジ変わらんから。言わんでよかったと思うよ」

その上で両者の再戦を希望。史郎氏は「もう1回やるしかないよ。3度目の正直で。このカード盛り上がるやんか。相手100%受けるから。今度日本で。確実に京口が勝って終わりや」「『なんやこいつ、コラ!』でKOしたら終わりやん」とキッパリ。

続けて「京口も持ってる。ノンタイトル戦でこんなに盛り上がっている。もう1回やったら盛り上がるやん。逆にOK、プラス思考で考えないと」と前向きに語った。

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