中国の2トン級eVTOL初の試験飛行が成功、実用化が近づく

上海浦東国際空港でこのほど、峰飛航空科技が独自開発した2トン級eVTOL(電動垂直離着陸機)の無人航空機「V2000CG」がライセンス飛行を完了しました。

中国東部の上海浦東国際空港でこのほど、峰飛航空科技が独自開発した2トン級eVTOL(電動垂直離着陸機)の無人航空機「V2000CG」がライセンス飛行を完了しました。

V2000CGの試験飛行現場はこれまで、研究開発・試験飛行と適合性検証・試験飛行の過程で、自社建設現場、汎用空港、輸送空港などの試験飛行シーンをカバーしていました。今回の浦東国際空港での飛行は、トン級eVTOLによる4F級空港(4F空港は最高ランクの空港で、各種大型機の離着陸が可能)での初のテスト飛行を実現し、中国の低空域経済発展の重大なブレークスルーと見られています。

V2000CGは今年3月、中国民航華東地区管理局が発行する型式合格証を取得し、型式合格証を授与された初のトン級以上のeVTOLとなりました。

未来の都市空中交通の重要なソリューションであるeVTOLは、柔軟な離着陸、ゼロカーボン排出、静かで安全、快適な乗り心地などのメリットから、都市の空中物流と空中移動に利用されます。将来的にはeVTOLのシャトルを採用し、上海浦東国際空港から上海中心部の中核エリアに直接迅速に到着できるようになり、地上で60~90分の距離を10分で移動できるようになるほか、地上の交通渋滞を緩和できるということです。(提供/CRI)

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