村山市の小学校では、年に一度の特別な給食が振舞われた。デザートとして出されたのは、真っ赤なサクランボ。
村山市立大久保小学校のランチルームでは…。
(リポート)
「待ちに待った給食の時間。きょうは特別。デザートにサクランボが登場」
本格的なサクランボシーズンを前に大久保小学校では、毎年この時期、給食のデザートとしてサクランボが出されている。これは地元農家のグループ「食材応援団」と市が協力し、その魅力を味わってもらおうと提供しているもの。提供されたのは加温栽培された佐藤錦で、市場では高値で取引される高級品。普段は最後に取っておくデザートもこの日は先に、パクり。思わず笑顔がこぼれる。
(児童)
「甘い。3個(食べたい)。もう全部食べちゃった」
(児童)
「甘くておいしい。毎年楽しみにしているので、今年も嬉しい」
ここ大久保地区はサクランボ生産の盛んな地域とあって、食べ慣れている子もいたが、改めてそのおいしさを実感していた。
(児童)
「家が農家なので、毎日食べているけどもっと食べたい」
(児童)
「(家のサクランボは)まだ緑色。ビニールハウスじゃないから、めちゃくちゃ甘くておいしかった」
(村山市農林課・高林哲主事)
「こういった取り組みを続けていくことによって、地域の農業や特産品の魅力を感じてもらいたい」
食材応援団では、今後、露地物サクランボの出荷時期のころには、市内のほかの小中学校にもサクランボを提供したいという。