福建省平潭県に幻想的な「青い涙」―中国

福建省平潭県では今、波が岸に打ち寄せるたびに、クリスタルブルーの光を発する「青い涙」の観察シーズンが到来し、この幻想的な光景を一目見ようと中国各地から観光客が押し寄せている。

福建省平潭県では今、波が岸に打ち寄せるたびに、クリスタルブルーの光を発する「青い涙」の観察シーズンが到来し、この幻想的な光景を一目見ようと中国各地から観光客が押し寄せている。

この時期の「青い涙」は、主にヤコウチュウが引き起こしており、暗くなると波が岸に打ち寄せるたびに青く発光し、海が青く輝く。平潭県では毎年4月から6月にかけて、この「青い涙」の観察シーズンとなる。今はちょうどベストシーズンとなっており、海辺を歩くと、青い銀河の上を歩いているような気分を味わうことができる。平潭東半島の海辺なら、ほぼどこでもこの「青い涙」を観察できる。中でも人気の観察スポットは長江澳沙灘や模鏡村、東美村、北港村、竜鳳頭沙灘、官姜村、沙塔、壇南湾、大福湾など。

現在は、高速列車に乗って平潭県にまで行くことができるため、とても便利だ。2020年12月26日、福建省福州市と平潭県を最速28分で結ぶ福平鉄道が開通し、平潭県に鉄道がない歴史が幕を閉じた。

「青い涙」が中国のネットで大きな話題となり、中国各地から平潭県に観光客が押し寄せている。平潭駅のプラットホームやエレベーター、改札口などには案内サービスを提供する職員が配置されている。また、同駅は地方の文化観光当局や交通当局と積極的に協力して十分な数のシャトルバスを手配し、「ラストワンマイル」を埋め、観光客が円滑に観光を楽しむことができるよう取り組んでいる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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