中国COMAC、ワイドボディー機C939の開発に着手―香港メディア

香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストは13日、中国の国有航空機メーカー、中国商用飛機(COMAC)がボーイングやエアバスに対抗するためワイドボディー機C939の開発に着手したと報じた。

中国メディアのIT之家によると、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は13日、中国の国有航空機メーカー、中国商用飛機(COMAC)がナローボディー機C919の発売から数カ月後に米ボーイングや欧州のエアバスに対抗するため、ワイドボディー機C939の開発に着手したと報じた。

SCMPによると、COMACは新型ジェット機の大まかな設計を描いているが、初期のコンセプトが具体化されるまでには何年もかかるとみられる。関係者の1人は「テスト可能なプロトタイプだ」と語る。

別の関係者は、最大1万2000キロの国際線用に設計されたCOMACのもう一つの開発中のワイドボディー機C929について、「ボーイングの787ドリームライナーのような主な競争相手といくつかの側面で同等であると推測されている」と語る。

IT之家によると、中国民航上海航空機適航審定センター副主任、C919型式合格審定審査チーム長の揭裕文(ジエ・ユーウェン)氏はこのほど、COMACがC929の耐空証明申請前の作業を行っており、年末にも民用航空局に申請を出す見込みであることを明らかにした。(翻訳・編集/柳川)

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