人気アーティストSarahCaudleが、約2年の充電期間を経て再デビュー!

海をテーマにしたレジンオーシャンアートで一躍人気アーティストとなった、サラ・カードル(Sarah Caudle)さん。ハワイにいるレジンアーティストの中でも、繊細なタッチとディティール、美しいカラーグラデーションが他のアーティストとは一線を画し、レジンアート界のトップとして君臨していました。しかし、2年ほど前に人気絶頂の中、過労と激しい創作活動によって活動休止を発表。当時、カカアコにあったスタジオをたたんで、ハワイから故郷であるアメリカ本土へと戻りました。

そして、ついに先月末、再びサラさんがハワイで個展「Huakaʻi(ハワイ語で旅の意味)」を開催しました!それも、レジンオーシャンアートではなく、油絵を使った全く新しいコレクション。

これまでとは異なるハワイがフィーチャーされた最新作の数々が、ハレイワとワイキキにあるポル・ギャラリー(Polu Gallery)に飾られ、地元のファンや友人たち、ゴールデンウィーク中ということもあり、ハワイに来ていた日本のファンと共に再デビューを祝いました。そんなサラさんの今の心境をインタビューしました。

「過労、そして過度の創作活動は、レジンオーシャンアートから私を遠ざける結果となりました。活動を休止し表舞台から去ってみて、アーティストとしての自分を再発見する時期に来たと思うようになりました。肉体的、そして精神的なHuakaʻi(旅)に出ることを決意したのです。

このHuakaʻiを通じて、行ったことのない場所へ旅に出たり、新しい画材を触ってみたり、新しいアイディアにふけってみたり、多くのインスピレーションを受けることができました。そして何よりも、何が自分自身の中で最もパワフルな感情を生み出すのかについて理解する尊いチャンスとなりました。

ハワイは、好奇心と感情の原動力となりました。ありのままの自然美と精神的なつながりの意味、共に私にとって強力なインスピレーションの源であることを、心の奥底から理解することができたのです。このような思考方法を通じて、Huakaʻiコレクションを生み出すことができました」とサラさんは新しい作品への思いを語ってくれました。

今まで海をテーマにした作品を描いてきたサラさんが、このHuakaʻiコレクションでは、山や植物を作品として描いています。これこそがサラさんのHuakaʻiでした。

「山は神聖な場所であり、スピリチュアルなエネルギーの源であると言われるように、パワフルな存在です。文字どおり山は海と空の間に位置し、比喩的に表現すれば、私たちとその先の世界を結ぶ架け橋でもあります。山の重要性は、実際の姿以上に大きいものです。

私にとって山は強くてパワフルであると同時に、優しくて美しいものでもあります。植物や花が生い茂る谷や、崖から流れ落ちる滝の姿など、あらゆる形状が優雅に形作られています」

© ハワイ州観光局