本宮に水素ステーション、16日開所 今秋には24時間営業へ

テープカットで完成を祝う関係者

 日本エア・リキード合同会社(東京都)が福島県本宮市荒井に整備を進めていた「本宮インターチェンジ水素ステーション」が16日、開所する。県内5カ所目の定置式水素ステーションとなる。今年秋には年中無休の24時間営業にする方針。

 チューブトレーラーで高圧水素が輸送されてくる「オフサイト型」で、福島水素エネルギー研究フィールド(浪江町)などで製造された水素を供給する。同社によると、充填(じゅうてん)設備が2系統化されたことから、交互に点検することで年間を通して休まず営業できる特徴があるという。

 敷地面積は約7千平方メートル。大型トラックも利用できる広さとなっている。運営は伊藤忠エネクス(東京都)に業務委託したため、ステーションに隣接する「エネクスフリート本宮インター店」のスタッフが充填作業を行う。

 現地で15日、セレモニーが行われた。日本エア・リキード合同会社のイリョン・パク会長・CEOがあいさつ。関係者がテープカットで完成を祝った。営業時間は午前7時半~午後7時半。住所は本宮市荒井狐森2の8。問い合わせは同ステーション(0243.24.6770)へ。

© 福島民友新聞株式会社