ベゾス氏設立の米ブルーオリジン、再利用ロケットでの有人飛行を5月19日に打ち上げ–1年9カ月ぶり

Jeff Bezos氏が設立した米Blue Originは米国時間5月14日、垂直に離着陸して再利用できるロケット「New Shepard」の有人飛行ミッション「NS-25」を5月19日に打ち上げると発表した。前回の有人飛行は2022年8月。

全長約18mのNew Shepardは、高度100km(カーマン・ライン)に到達できる準軌道(サブオービタル)ロケット。宇宙空間に到達した後で地上に垂直に着陸する。カプセルはパラシュートで帰還する。ロケットとカプセルは再使用が可能だ。

New Shepardのイメージ。飛行時間は約11分間という(出典:Blue Origin)

NS-25は、西テキサスにあるBlue Originの拠点から現地時間午前8時30分に打ち上げられる予定。ミッションでは、ロボット研究も予定されている。同社にとって7回目の有人飛行となるNS-25には、アメリカ初の黒人宇宙飛行士候補者のEd Dwight氏を含む6人がカプセルに搭乗する。

New Shepardは2022年8月を最後に有人ミッションを実施していない。その1カ月後に打ち上げられた無人ミッション「NS-23」では、ロケットが失われた。 2023年12月の無人ミッション「NS-24」は無事に打ち上げられた

NS-25のミッションパッチ。搭乗する6人の名前が刻まれている(出典:Blue Origin)

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Blue Originプレスリリース

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