水原一平被告の「鋼のメンタル」は大谷以上? 約1カ月ぶり公の場で見せた“ふてぶてしい態度”

水原一平被告(C)共同通信社

およそ1カ月ぶりに公の場に姿を見せた水原一平被告(39)はふてぶてしかった。

ドジャース・大谷翔平(29)の元通訳で、大谷の口座から違法スポーツ賭博の借金返済のため約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んで不正送金したなどとして、銀行詐欺などの罪に問われた水原が日本時間15日、罪状認否のため、カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁に出廷した。

連邦地裁の正面に堂々と姿を現した水原は、黒のスーツに白のシャツ姿。待ち構えた日米の約50人の報道陣に「大谷選手のファン、水原さんを応援してきた人を裏切ったことについて何か一言ありませんか?」「友達だった大谷翔平にしたことを申し訳なく思わないのか?」「本当に何もないんですか?」などと日本語と英語で次々と質問を投げかけられたものの、表情一つ変えず、無言を貫いた。車に乗り込む際には、群がる報道陣を払いのけるようなしぐさを見せた。

現地特派員がこう言った。

「久しぶりに姿を現した水原被告はやつれた様子もなく、ノーネクタイ姿で緊張感がないように見えた。この日の罪状認否で聞けたのは、法廷内の声だけだが、特に緊張しているような様子はなく、通常の仕事の時と同じように淡々と答えていました」

一方、同じ日のジャイアンツ戦で12号先制ソロを含む5打数3安打2打点の活躍で、ドジャースの2連勝に貢献した大谷は「最初の方はいろいろあったので、ちょっと睡眠が足りてない日が続いたけど、最近は時間にも余裕が出ているので、良い睡眠を取って一日一日大事にプレーできている」とあっけらかん。ちなみに大谷は通常「10時間」の睡眠を取っている。

「長い間、最も近くにいた友人に何十億円も盗まれようが、10時間も眠って好パフォーマンスを発揮する大谷の精神力が強いのは言うまでもない。ただ、そんな相棒の立場を利用して26億円も盗んだ挙げ句、1000万円の歯の治療代までくすねていた水原被告も相当です。この日の態度を見てもそう。そもそも最初に大谷の口座から不正送金を行った21年から今年の3月まで、大谷の傍らにいながら、何食わぬ顔で大金を盗み続けていたのだから、大したタマです」(同前)

水原はある意味、大谷以上のメンタルの持ち主と言えるかもしれない。

米司法省は16日、水原の次回審理を6月5日にカリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で開くと発表した。銀行詐欺の罪などを認める見通し。

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そんな水原被告は大谷の「暴露本出版」に打って出る懸念がある。周囲からは「(水原被告は)お金のためなら何をやっても不思議ではない」という声も聞こえていてーー。

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