川崎ゴミス、ネイマールとの“幻の共闘”に「後悔していない」サウジ移籍で持論

バフェティンビ・ゴミス 写真:Getty Images

川崎フロンターレ所属FWバフェティンビ・ゴミスは今月15日開催の明治安田J1リーグ第14節サガン鳥栖戦で出番なし。試合前、サウジアラビア1部アル・ヒラル在籍時の思い出を振り返っているが、海外メディアがブラジル代表FWネイマールとの共闘が実現しなかったことについて見解を示している。

オリンピック・マルセイユ時代にDF酒井宏樹(現浦和レッズ)とチームメイトだったほか、ガラタサライでは日本代表DF長友佑都(現FC東京)とともにトルコ1部リーグ制覇を成し遂げるなど、川崎移籍前から日本人選手との縁があったゴミス。2018年8月から2022年1月まで在籍していたアル・ヒラルでは、3度のサウジアラビア1部リーグ優勝、2度のAFCチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた後、2022年2月にアル・ヒラルからガラタサライへ復帰している。

そんなゴミスは今月15日、ロイター通信の取材に応じた際、「アル・ヒラルでネイマールと一緒にプレーしていたら、もっと多くのタイトルを獲得できたのでは?」という問いに対して、「そんなことを考える必要なんてないよ。僕はアル・ヒラルで、最高の選手たちと一緒にすべてを勝ち取った。たくさんゴールを決めたしね。これ以上、僕が成し遂げることはないよ」と一蹴。同メディアはゴミスの発言を受けて「彼はアル・ヒラルでネイマールと一緒にプレーできなかったことを後悔していない」と綴っている。

サウジアラビアには、ネイマールの他にFWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)やFWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)など、大物選手の参戦が相次いでいる。この現状について、ゴミスは「サウジアラビア人選手のパフォーマンスを向上させ、成長させるチャンスだね」と、サウジアラビア国内クラブのビッグネーム獲得戦略に対して前向きなコメントを残したという。

今季ここまでリーグ戦5試合の出場で3ゴールをマークしているゴミス。フランスメディア『RMCスポーツ』が両者の契約期間が2025年1月までだと伝えている。母国フランスやトルコ、サウジアラビアで実績を残してきただけに、自身のプロキャリアでやり残したことはないかもしれない。

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